<レスリング>アジア大会女王のビネシュ(インド)、オリンピックV2のロマン・ブラソフ(ロシア)が世界選手権を欠場

アジア大会で優勝したビネシュ。インド女子初の世界チャンピオンも期待されていたが…=撮影・布施鋼治

 来月20~28日にハンガリー・ブダペストで行われる世界選手権で、注目の2選手の欠場が明らかになった。

 一人は、先月のアジア大会(インドネシア)の女子50kg級でインド女子史上初めて金メダルを獲得したビネシュ・フォガト。インド・メディアによると、先週末の練習でひじ(右か左かは不明)を脱きゅう。世界選手権の欠場を決めたという。2016年リオデジャネイロ・オリンピック48kg級代表のビネシュは、今年3月のアジア選手権(キルギス)で2位となり、アジア大会で優勝。インド女子の期待の星だった。

 もう一人は、男子グレコローマンでオリンピック2度優勝(74、75kg級)のロマン・ブラソフ(ロシア)。本人のインスタグラムによると、右ひざの手術を受けたという。昨年の世界選手権は80kg級に出場して初戦敗退だったが、階級区分変更によって今年は77kg級へ出場。ハイレベルの国際大会として知られるイワン・ポッディブニー国際大会(ロシア)と欧州選手権を制し、衰えぬ実力を見せていた。

© 公益財団法人日本レスリング協会