神奈川県逗子市の平井竜一市長は27日、市議会本会議で、大阪北部地震でブロック塀が倒れて女児が死亡したことを受け、塀の撤去補助制度導入について「(小学校周辺の)ブロック塀の調査を進め、それを踏まえて制度を検討していく」と述べた。
市教育委員会学校教育課などによると、市は9月から、市立小学校の半径約250メートル以内の通学路に、建築基準法施行令に抵触する可能性のあるブロック塀の有無について調査を始めた。9月中をめどに実態調査を終え、結果を取りまとめる。
平井市長は「財政状況は厳しいので、国庫補助制度を活用し、調査結果を踏まえて、どういう制度設計が適切かを検討していく」とした。匂坂祐二氏(市政クラブ)の一般質問に答えた。