〔草津白根山〕湯釜付近で火山性地震増加 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)継続(9/28)

気象庁地震火山部は28日19:30、群馬県の草津白根山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2 火口周辺規制 継続)を発表しました。
【白根山(湯釜付近)】
本日17:00頃より、湯釜付近を震源とする火山性地震が増加しています。白根山(湯釜付近)では火山活動が高まっていると考えられ、今後、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
【本白根山】
本白根山では、噴火直後に多発した火口付近ごく浅部の地震活動は、回数が減少したものの現在も継続しており、1月23日と同様な噴火が発生する可能性は否定できません。

【対象市町村】(火口周辺で立入規制等の警戒の対象となる)
・群馬県:嬬恋村、草津町

【用語解説】噴火警戒レベル
・火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なります。

・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
●レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。【現在の草津白根山の噴火警戒レベル】
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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