【ブログ】Shots!若手のシート獲得を難しくする“呪縛“/F1第16戦ロシアGP

 黒海を望むソチ・オートドロームで開催されるロシアGP。土曜日の様子を熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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バルテリ・ボッタス選手がポールポジション獲得。
ここソチで初優勝したんでしたっけ?
そうすると得意で好きなサーキットという意識があるんでしょうか。

ほとんどのレースでルイス・ハミルトン選手の後ろを走っている状態です、でもその差というのは、本当に微差でそれはテクニックというよりも、気持ちの持ち方の差なのかもしれません。

ハースの2019年シーズンのドライバーが発表になりました。
ロマン・グロージャン選手&ケビン・マグネッセン選手。変わらずです。

ハースのフェラーリと関係しつつも独自路線。一方、ザウバーのフェラーリべったり路線。
どちらも、チームとしての存続をかけて舵取りをしているわけです。

僕は、ハースの戦い方のほうが好きです。

我らがトロロッソ・ホンダ、2019年シーズンのドライバーが噂どうりに、ダニール・クビアト選手に決定しました。
僕は、クビアト選手が再び乗れるようになったのは良かったなあって思います。

でもしかし、若くて速いドライバーはわんさかいるのに、やっぱり、レッドブルで育ったということをクリアしてないと、ある意味入門チームのトロロッソでさえ拘るんだなと、そういう意味ではわかっているけれどちょっと残念。

日本で言えば、ホンダ系、トヨタ系、日産系というウチが育てたドライバーだぞ!という呪縛をメーカーが取り払えないというのは、もう伝統というか日本ぽいということでしょうがないのかと諦めてはいるんですけど、ヨーロッパのF1の世界でもやっぱりそういう部分もあるのかと、やっぱり残念。

フォース・インディアの松崎エンジニアが、走行後のタイヤと話してます!
なんて言っているんでしょうね?

F1元最高権威者バーニー・エクレストンさん、なんと申しますか……
迫力は増しているようにも感じます。

レッドブルで仕事をしている人から、「来年のホンダは凄くいいんだって聞いたぞ!良かったなあ!」って聞くんですけど。。。
僕もそうあってほしいです!

ホンダ、スペック3のパワーユニットは、日本グランプリでレースデビューになりそうです!
楽しみですね!

ここソチ・オートドロームは、オリンピックの時に作ったいろんな施設の周りをコースにしてあります。
でも撮影は、やりやすい方ではありません。

FIA F2の牧野選手のチームメイトのアルテム・マルケロフ選手。フリー走行1回目でルノーに乗りました。
日本人選手も早く乗ってほしい。

同じくFIA F2を戦っている福住仁嶺選手、この写真は金曜日のフリー走行。

走り始めから、ピットであれこれとやってました……スロットルセンサーの故障だったらしいんですけど。
ん~~~ん、こんな状態でも平常心を保とうとしていた福住選手の成長が見えました。

レース1は17番グリッドからスタートして9位でゴール!
上位でペナルティーの車が出たので8位になって、レース2はポールスタート!
いい感じになってきましたよ!

牧野選手のレース1、7番手からスタート、この直後押し出されてしまって壁に接触してしまって、ステアリングは曲がってしまって、タイアからのバイブレーションもひどくてストレートでは振動でバックミラーが見えなくなるほど……
そんな状態でも10位フィニッシュ。

残念……普通にレースできていれば表彰台も可能だったペースがあったのに……

明日は天気も良さそうだし、良いレースになるといいなあ。

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