エンゼルス今季最終戦勝利 ウォード劇的サヨナラ弾

【アスレチックス4-5xエンゼルス】@エンゼル・スタジアム

2018年レギュラーシーズンはほとんどのチームが最後日。今季、大谷翔平の加入で大盛り上がりをみせたエンゼルスは地区4位とポストシーズン進出とはならなかったが本拠地での最後の試合で勝利を飾りたいところ。初回からジェフリー・マーティの2ランで先制し幸先の良いスタートを切ったが同点に追いつかれた後、勝ち越しを許した。劣勢で迎えた最終回、24歳のテイラー・ウォードの一打が本拠地を歓喜の渦に巻き込んだ。

2-2で迎えた6回、エンゼルス2番手、オドリサマー・デスパイネがフランクリン・バレートに勝ち越し2ランを浴びてチームは劣勢に立たされる。それでもその後は田澤純一が8回に登板し無失点の好投をみせるなど勝利へのチャンスを待った。迎えた最終回、ここまで3打数無安打だった大谷翔平がマーク・キャナからセンターへ安打を打って出塁するとこの日、一発を放ったマーティの二塁打の間に大谷が一気にホームインし、1点差に詰め寄った。そして続くウォードが3球目のフォーシームをレフトスタンドへ叩き込み、エンゼルスは劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

この勝利でエンゼルスの今季成績は80勝82敗の地区4位。投手陣の故障が目立ったが、大谷をはじめ、デービッド・フレッチャーなど新戦力が力を発揮した年となった。一方のアスレチックスは最終戦に敗れたものの、これからヤンキースとのワイルドカードゲームを控えている。果たして勝ち進み、世界一の栄冠を掴むことができるだろうか。

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