明電舎、重電業界で初の「ISO55001」取得

 重電大手、明電舎のグループ会社で、上下水道の運転管理を行う明電ファシリティサービス(本社・東京都品川区、社長・石井清弘氏)は、アセットマネジメントシステム認証の「ISO55001」を取得し、日本環境認証機構(JACO)から登録証を授与された。重電業界で同認証を取得するのは初となる。

 JACOによると、ISO55001はインフラの維持管理における技術やマネジメントの仕組みを会社として保有しているか認証するもので、市町村の上下水道入札へ参加する際の条件となりつつある。明電ファシリティは埼玉県飯能市の下水道施設での実績や技術的な提案力、事業継続性ある財務力などが評価された。会見した石井社長は「上下水道は全国的な整備が進み、今は長寿命化へとニーズが変わってきている。維持管理の包括委託や将来の完全民営化に応える提案やアセットマネジメントを行っていく」と狙いを述べた。

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