昨夏ドルトムントは奮闘空しくバルセロナにFWウスマン・デンベレを引き抜かれてしまった。デンベレは1シーズンしかドルトムントで過ごさなかったものの、その能力は別格だった。デンベレの後釜となる選手を探すのは難しいかと思われたのだが、驚異の18歳が穴を埋めようとしている。
その選手とは、昨夏マンチェスター・シティからやってきたジェイドン・サンチョだ。イングランドの世代別代表で印象的なパフォーマンスを見せてきたサンチョは、デンベレのつけていた7番を背負って躍動。ここまでリーグ戦で5アシストを記録し、現時点で欧州アシスト王になっていると話題沸騰中だ。
米『ESPN』によると、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDも「ジェイドンはまだU-19でプレイ可能な年齢だ。彼は驚くほどに良い。異なるタイプではあるものの、彼はデンベレを思わせる」とコメントしており、早くもデンベレの姿と重ねているのだ。今の活躍ぶりを考えれば後継者と呼んでも問題ないだろう。
スピードを活かした突破、周囲を活かすビジョンなど、サンチョは18歳にして多くの要素を高いレベルで備えている。数年後には怪物クラスの選手になっている可能性もあり、ドルトムントの目は正しかったと言えよう。
