『Guardian』は1日、「トッテナム・ホットスパーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、リオネル・メッシがエスパニョール移籍に近づいていたことを明かした」と報じた。
エスパニョールやPSG、ボルドーなどで選手としてプレーし、2006年に引退したポチェッティーノ。その後2009年に古巣エスパニョールの監督となり、指導者としてステップアップを続けてきた。
今回明かされたのは2005年夏の出来事だそう。ポチェッティーノは当時エスパニョールに選手として所属していたのだが、メッシが加入するという話を聞いていたそうで…。
マウリシオ・ポチェッティーノ 「あの夏のことは覚えているよ。彼(メッシ)はエスパニョールへの移籍にとても近づいていた。
もし彼がそうしていたら、エスパニョールで最大のスター選手になっていたかもしれないね。我々がバルセロナのようになっていたかも!
メッシが私のチームメイトになっていたかもしれないし、監督になった時には教え子だったかもしれないね。
私がメッシのことを聞いたのは、エスパニョールで選手としてプレーしていたときだね。アルゼンチンから13歳の時にやってきた小さな少年がバルセロナのアカデミーにいると。
そして、それからしばらく経って、彼がエスパニョールとの契約にとても近づいていると聞いたんだ。2005年のことだね。
ただ、彼はジョアン・ガンペール杯でユヴェントスと戦ったときにいいプレーをして、ファビオ・カペッロに称賛されてね。それでバルセロナはメッシのローン移籍を撤回したんだ」
(メッシがデビューしたのはエスパニョール戦で、あなたは出場していた。覚えていますか?)
「いや、実は覚えていないんだ。私はセンターバックだったし、彼はサイドでプレーしていたからね。対戦しなかったんだ。
覚えているのは、あのロナウド(元ブラジル代表FW)が『彼は自分が見てきた中で最高の選手だ』と言っていたことだね」
(メッシを止める方法はある?)
「メッシに対して解決策を見つけるつもりはないよ。不可能だと思うからね。それを楽しむだけさ。心配するよりも、それに興奮しなければね。
私はマラドーナやロナウドと対戦したことがある。それを子供や孫に伝えたい。だからこそ、それを楽しんで、近くにいて、敵陣で戦おうとする。メッシをゴールから引き離そうとする。
それができなければ、まあひどいことにはなるね」