全国ウエディングフォトコン 加地さん総合8位入賞 「パパママキッズ賞」は1位に

 長崎県佐世保市新港町の婚礼施設「ハーバーテラスSASEBO迎賓館」専属のフォトグラファー、加地育子さん(29)が、プロを対象にしたコンテスト、ジャパン・ウエディングフォト・グランプリ2018(ブライダル産業新聞社主催)で、応募2作品のうち1作品が総合8位に入賞。もう一つの作品も、子どもと一緒の写真が対象の「パパママキッズフォト賞」で1位に輝き、“ダブル受賞”を果たした。
 全国135人から204点の応募があった。ブライダル業界の関係者の投票で総合順位を決定。パパママキッズフォト賞はミキハウス子育て総研が選んだ。
 総合8位の作品は新郎新婦の様子を、木陰から赤ちゃんがのぞいている。「パパママ-」の作品は、撮影中に大きなあくびをする子どもの姿を見て、新郎新婦が思わず笑みを浮かべている。どちらも一瞬の場面や表情を捉えた1枚だ。
 大分市出身。もともと別の仕事をしていたが、2015年にフォトグラファーになった。3回目の応募で初めての受賞。「涙が出るくらいうれしかった」と喜びを語る。
 加地さんは「目にしたからこそ、よみがえる情景や思い出があり、写真はすごい力を持っている。その撮影を任される役割は重要。これからも感動してもらえる写真を一枚でも多く撮っていきたい」と語った。

総合8位に輝いた加地さんの作品「木陰からひょっこり」
「パパママキッズフォト賞」1位の作品を手に〝ダブル受賞〟の喜びを語る加地さん=佐世保市新港町

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