JFEスチールなど6社、配管用軽量鋼管の商品化図る

 JFEスチール、JFE継手、第一高周波工業、シーケー金属、リケン、レッキス工業の6社で構成する一般社団法人鋼管技術研究会は、鋼管市場の拡大に向けて、従来の配管用鋼管に比べて肉厚を約20%薄くした「軽量鋼管」の商品化を図る。同鋼管に対応した継手などの配管システムを組み合わせた「軽量鋼管システム」を確立して市場化していく。

 今年度中を目標に日本消防設備安全センターの評定を取得してビルなどの屋内消火用配管向けに市場化するほか、同鋼管の規格化も進める。

 軽量鋼管の商品化では当面、65A~200Aまでのサイズを検討しており、50A以下は接続方法の検討も加えて商品化を検討していく。

 鋼管の軽量化では鋼板の圧延方法で高強度化を図ることで肉厚を薄くする。従来の配管用鋼管(SGP)と配管用圧力鋼管(STPG)の中間程度の強度を狙う。

© 株式会社鉄鋼新聞社