豊田通商は2日、シンガポールでモビリティー・サービス事業(交通サービスでの移動情報をリアルタイムで提供)を手掛けるモビリティーX社が実施した第三者割当増資において、主要投資者として出資することを決定した、と発表した。豊田通商アジアパシフィックを通じて出資を実施する。
モビリティーX社は、あらゆる交通手段を統合したデジタルプラットフォームを構築している。
今回の豊通の出資により、モビリティーX社はシンガポールとその地域におけるモビリティーサービス事業でのソリューションの展開を拡大することが可能となる。
出資を機に両社は、モビリティ・サービス事業分野でのテクノロジー領域の共同開発、海外展開での協業などを包括的に進める。
調印式で豊田通商アジアパシフィックの柳瀬英喜社長は「当社がモビリティーX社のシリーズAラウンドに出資できることを嬉しく思い、同社との強力な戦略的協業を推進し、事業をともに創り上げていくことを楽しみにしています」と語った。