(株)AKIRA(TSR企業コード:296556734、法人番号:4010601039572、江東区東陽6-3-2、設立平成17年11月、資本金9550万円、東晃司社長)は10月2日、東京地裁より破産開始決定を受けた。申請代理人は増田智彦弁護士(東京丸の内法律事務所、千代田区丸の内3-3-1、電話03-3213-1081)。破産管財人には辺見紀男弁護士(サンライズ法律事務所、千代田区麹町2-2-36、電話03-5275-2060)が選任された。
負債総額は債権者約300名に対し約13億円。
設立当初、AKIRAは建築用金物の設計・加工などを手掛けていたが、設立から数年後に子ども服リサイクルショップ運営に業態を変更。「ECO&KIDS AKIRA」の屋号でショッピングモールなどに、直営またはフランチャイズ(FC)の形で出店していた。
近年は新規出店も積極的に行っていたが、競合の影響による販売不振や出店に掛かる費用等が負担となり、赤字決算も散見されていた。さらに、一部FCオーナーに対する未払いが発生し、オーナーとの関係が悪化。30年に入り一部店舗が休業状態となるなど業況が悪化していた。
30年9月には一部取引先への支払いが滞り、資金繰りが限界に達したことから10月2日付で事業を停止し、今回の措置となった。
また、関連の(株)ブーフーウー(TSR企業コード:014153858、法人番号:4012301010004、同所、設立平成27年2月、資本金1000万円、同社長)も10月2日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
負債総額は債権者65名に対し約3億円。
なお、一部のFC店は10月3日以降も営業を続ける。