今季は彼らの年か?プレミアリーグで最も「大きな存在」10名

『FourFourTwo』は1日、「イングランド・プレミアリーグで、クラブのMVPといえる存在になっている10名」という記事を掲載した。

マルコ・アルナウトヴィッチ(ウェストハム)

ウェストハムはもはや科学者たちの研究対象になっても良い存在だ。強いのか、弱いのか、それともどのあたりの立場にあるべきなのか?

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しかし確かなことは、アルナウトヴィッチがプレーしている時には相手を脅かすことができるという点だ。

彼に長期的な一貫性がないことは事実であるが、ベストの状態が続けばウェストハムはこれまでと違う次元に到達できる。

フィルヒル・ファン・ダイク(リヴァプール)

昨季ファン・ダイクは「リヴァプールは自分に合う」と話した。そしてクラブの問題を解決するために大きな役割を担ってきた。

1月に彼がデビューするまでには23試合で28失点していたが、その後の15試合では10失点だった。それは偶然かもしれないが、リヴァプールを見ている人はそう信じないだろう。

守備力の欠如はリヴァプールの弱点だったが、ファン・ダイクの存在はその穴を見事に埋めた。いい匂いもするらしい。

アブドゥライ・ドゥクレ(ワトフォード)

彼はもはや「インターセプトマシン」である。昨季も多くの選手を悲しませてきた。警備員のようにピッチの中央をパトロールし、何かをしようとしている人を捕まえてしまう。

もしかしたら、ドゥクレは今プレミアリーグで最も過小評価されている選手かもしれない。

このフランス人は間違いなくワトフォードの最も熟練したスターだし、重要な男だ。特にボールを奪い返さなければならない時には。

ピエール=エメリク・オーバメヤング(アーセナル)

彼はアーセナルの時代を変えている。ヴェンゲルが退任したあと、新たにウナイ・エメリが就任。選手たちは新しいスタイルに順応し、アプローチにフィットしてきた。

それらは時間がかかるものであるが、ただ実行されていくのを見守ることは出来ない。その幅広いプロセスの中でゴールという結果を残していくことだ。

現時点で、そのチャンスを最も作り出せるのはオーバメヤングだ。進化するアーセナルの中で、このスピードスターは非常に重要な存在だ。

ジェイミー・ヴァーディ(レスター)

レスターからプレミアリーグ優勝のヒーローたちのほとんどが姿を消した。

お祝いのシャンパンを洗い流す前にエンゴロ・カンテが去り、ダニー・ドリンクウォーターは水だけに青いところを選び、ウェズ・モーガンは英雄の面影もなくなり、リヤド・マフレズは今夏グアルディオラの下へ。

レギュラーで残っているのはカスパー・シュマイケル、マーク・オルブライトン、そしてジェイミー・ヴァーディだけだ。

最も貴重な存在はもちろんヴァーディだ。優勝したシーズンの開始以来183試合で59ゴールを決めている。彼が去るとき、まさにレスターの一時代は終わるだろう。

ハリー・ケイン(トッテナム)

チームの最も重要な選手として、ゴールを決めた男を選ぶのは単純だと感じざるを得ない。しかし同時に得点は非常に重要なものであり、ケインはトッテナムのゴールの大部分を占めている。

昨季トッテナムの74得点のうち、ケインは30得点を決めた。これはなんと41%という割合だ。たった一人でだ。

スタートでケインは苦労しているし、トッテナムもそうだ。彼には休養が必要なのかもしれないが、しかし今の立場では与えられもしないだろう。

ルーベン・ネヴェス(ウォルヴァーハンプトン)

今季最もいいニュースの一つが、ルーベン・ネヴェスが2部でプレーしないということだ。彼のような選手がトップリーグにいられないというのは、あまりにも無礼なことのように感じる。

彼はその能力に見合ったリーグに入ることが出来、物事は解決した。また、同郷でポルトの先輩でもあるジョアン・モウティーニョも助けてくれる。

パス、想像力、ボール奪取力、シュート、そしてクリエイティビティ。ウォルヴァーハンプトンで最も重要な選手であり、それらを一人でもたらしてくれる唯一の男である。

ジョルジーニョ(チェルシー)

反論が起こる前に言えば、エデン・アザールこそがチェルシーのベストプレーヤーだ。プレミアリーグでも最高の選手だ。

しかし、チェルシーがマウリツィオ・サッリ監督の下でプレーすることを考えれば、ジョルジーニョこそはパスワークの大部分を担っている人物だ。

そして、そのプレーは合格点を与えられる。ボールを動かし続ける男が入ったから、チェルシーはボールが動くのだ。

ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)

ファーガソン時代が終わったマンチェスター・ユナイテッドにとって最も辛いことは、オールド・トラッフォードに来て伸びる選手がいなくなっていることだ。

ダビド・デ・ヘアはきっとその最後のケースだっただろう。スペインからやってきた彼は目覚ましい成長を見せてきた。

もし彼がいなかったら、この混乱極まるマンチェスター・ユナイテッドはどこまで落ちていただろうか?想像するだけで恐ろしい。モウリーニョも一度それを想像すべきだ。

ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)

クリスタル・パレスは、ウィルフリード・ザハがプレーしていない試合では勝てない。昨季から続いているジンクスだ。

ロイ・ホジソンはザハがどれだけ重要な役割を果たしているかを知っている。攻撃的でクリエイティブであり、トップ6のクラブ以外では最高の選手と言えるだろう。

2016年9月24日以来、ザハなしでは勝てない。夏に退団の噂もあったが、クリスタル・パレスにとってかけがえないものだ。お金よりも重要な選手というのが、世の中にはいる。

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