逗子市長選、平井氏4選出馬へ 財政再建にめど

 任期満了に伴う神奈川県逗子市長選(12月9日告示、同16日投開票)で、現職の平井竜一氏(52)が4選を目指して立候補する意向を固め、関係者に伝えたことが3日、分かった。近く正式に表明する見通し。

 2018年度当初予算編成で7億円の財源不足が見込まれたため、市は昨年6月、緊急財政対策本部を設置。163の事業を見直すなど、緊急の財政対策を進めている。

 関係者によると、17年度決算の実質収支が8億円の黒字に転換したほか、自治体の貯金とも言える財政調整基金も19年3月末で9億円まで回復する見込みになり、財政再建に一定のめどがついたことなどから、平井氏は出馬を決意したとみられる。

 平井氏は早大卒。市議を経て、2006年12月に市長に初当選。前回選では、33年ぶりの無投票で3選を果たした。

 同市長選では、市商工会長の桐ケ谷覚氏(69)が無所属で立候補することを表明している。

平井 竜一氏

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