吉川貴盛氏が初入閣。斎藤健氏の後任の農水大臣として|吉川貴盛(よしかわ たかもり)氏の経歴・政策は?

安倍晋三首相は10月2日に、第4次安倍内閣の改造人事を発表しました。農林水産大臣には、二階派の吉川貴盛氏を起用。吉川氏は今回の内閣改造で初入閣を果たしました。ここで吉川氏の経歴や政策を振り返ってみることにしましょう。

東京都出身の吉川氏。北海道議会議員を経て、衆議院議員を6期務める

吉川貴盛氏は1950年10月20日、東京都の生まれで現在67歳です。日本大学経済学部を卒業後、故・鳩山威一郎氏、鳩山邦夫氏の秘書を務めます。1979年の北海道議会議員選挙で初当選し、3期を務めました。

996年の第41回衆議院議員選挙では、北海道2区から自民党公認候補として立候補し初当選。以来、6回の当選を重ねています。1997年には北海道開発政務次官に就任。2007年には北海道大学公共政策大学院を修了しています。2008年には経済産業副大臣に就任。消費問題に関する特別委員会委員長、農林水産副大臣、自民党経理局長、自民党道連会長を歴任し、2017年には自民党経理局長に再々任しました。その後、衆議院経済産業委員会筆頭理事などを務め今回2018年10月の内閣改造で農林水産大臣に就任しました。

吉川氏の政策理念は?

吉川氏は自身のHPによれば、

子供たちの未来へ。

一人ひとりが輝く未来への頂。

安全で安心な日本の未来へ。

を政策スローガンとして掲げています。具体的には、

・幼児教育・保育の無償化、高等教育への負担軽減、子供医療費への支援の充実、「子供を守る政策」の推進
・経済の好循環の促進による可処分所得の増加、「働き方改革」の推進による雇用環境の改善・人出不足の解消、「食と観光」のブランド化、高齢者・障がいのある方を社会的弱者としないための社会保障制度の充実、国立民族博物館の開館とアイヌ新法の確立
・弾道ミサイルなどの脅威に対する防災機能強化、毅然とした外交交渉の推進、「国土強靭化」による自然災害への対応、新幹線の札幌延伸・空港民営化・都心アクセス道路の開設などの交通施策の強化

などを自身の取り組む政策として掲げています。

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