日本の感覚とはちょっと違う!?外資系に好かれる人の特徴

同じようで異なる!日系と外資系で求められる人材

LCCが台頭したこともあり、近年航空会社の数は星の数程と思われる程にもなったのではないかと思う事があります。

そんな中、「CA」と一言で言ってもその特徴は会社によって様々。私達日本人目線で見ますと、大きく分けて、日本の会社、通称日系と、外国全般を指す外資系の2種類があるかと思います。

同じCA職とは言っても、国が違えば、求められる素質や雰囲気が大きく異なってくるものです。

今日は、外資系に好かれる人の特徴をお伝えしたいと思います。

航空会社に限らず 他業界にも当てはまる部分も多いと思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

外資系に好かれる人の2つの特徴とは?

私の海外での経験上、海外で上手く行く人・外資系CAとして合格を勝ち取る人には幾つかの特徴があります。

1  とにかく表情・雰囲気が明るいこと
2 積極的なコミュニケーションができることとてもシンプルですが、この2つが備わっている人ではないかと考えています。

 

とにかく表情・雰囲気が明るいこと

日本以外のほとんどの国では、日本の数十倍、感情や表情の表現が豊かです。

日本でも、素敵な人と出会いたいのであれば、常に笑顔を心がけましょう!というようなコメントが見られるかと思います。

簡単に言うと、世界共通で皆「明るくて笑顔の素敵な人が好き」ということになりますね。

航空業界、これは日系でも同じかと思いますが、特に外資系では表情からその人の明るさが伝わってこないとまず合格を勝ち取ることはできません。

日頃から生徒さんに、「少なくともあと3倍は笑顔になりましょう!」と追い討ちをかけます。

皆さん日本の基準で言うと充分笑っていると思っているようなのですが、海外基準ではまだまだ足りないことが多いです。

東京など大都市で生活をしていると、日々の忙しさに追われ、無意識のうちについつい顔が強張ってしまっていることはありませんか?

皆さんが、鏡を見て素敵な自分だと思える笑顔を日頃から意識するようにしたいものです。

私の現役時代、尊敬するインド人のマネージャーとフライトをご一緒した時のことです。

「あなたの笑顔は本当にいいわね、笑顔の素敵な人って好きよ。何か大きな問題が起こった時も、笑顔で救われることって不思議と本当にあるのよ。」と言って頂いたことがあります。

もっと他の点で褒められるべきでありましたが、思い返せば、日頃から満面の笑顔で人と接することを心がけており、そのお陰でフライトを一緒にする同僚たちと良い友達関係を築きCAとしてやってこれたところがあると思います。

日本は単一民族国家なので、地域間で文化や習慣の微妙な違いはあるものの、大枠で見ると概ね同じですのでなかなか気づくことができません。

しかし、一歩外国へ出ると、日本人でない限り、その人が良い人なのか悪い人なのか、彼らは自分の物差しで測れないことを知っているのです。

その為、特に同じ仲間として働く人を見る際には、人間の基本的な部分「笑顔」や「明るさ」で一緒に働くかどうかを判断するのですね。

日本人女性ならではのおしとやかさや謙虚さはとても素晴らしく、大事にすべき部分です。

しかし、海外でのキャリアを考える際にはこのようなポイントも意識し、頭の中にスイッチが作れるようになると良いかもしれません。

 

 

積極的なコミュニケーションができること

次に、グローバルに好かれる人に成るためには、コミュニケーションの取り方も大事なポイントとなります。

日本人女性のコミュニケーションは、受け身である事が美とされる傾向にあります。

これは決して悪い事ではなく、日本社会では非常に大事で必要な事だと思っています。

控えめで、余計な事を語らず相手に合わせられる日本人女性のは本当に素敵に映りますし、世界中の男性もこんな女性をお嫁さんにしたいと強く思う事でしょう。

私自身も日本で生活する今、外資気質がすっかり染み付いてしまっており、少しでも日本人女性像に近づきたいと日々思っています。

しかし、外資系ではどうかと言うと、日本とは真逆のコミュニケーションが求められています。

つまり自ら積極的にコミュニケーションを取り、

 

「相手に興味を持っている」

「自分の意見を持っている」

「楽しませてあげる気持ちがある」

 

このような事ができる人がどこへ行っても魅力的な人とされ、合格通知を獲得していくのです。

つい最近、私が講師を務めるエアラインスクールで海外からお客様をお招きしウェルカムディナーを開いた際のお話です。

良いコミュニケーションの場になると思い、外資系 CAを目指している生徒さんにも数名お声がけをし同席をしてもらいました。

ところが、お食事会が始まってみると、彼女たちは慣れない海外の方を目の前にお人形さんのような可愛らしく対面で座ってはしているものの、緊張の様子で出てくる言葉もなく相手を見つめているだけなのです。

お客様もその様子にどうして良いか分からず、シーンとしてしまう場面がありました。

その様子に慌てた私たちはとっさに席替えをしその場を乗り切りました。

心配になり後から聞いてみると、やはり「慣れていないので、どうして良いのか分からなかった」、「英語力に自信がなかった」と反省をしている様子でした。

この経験のお陰で、彼女達は一念発起し海外でのコミュニケーションのあり方も含め英語に取組むようになってくれた事は大きな気づきだったのではないでしょうか。

 

日本の女性像とは少し異なった素質

以上、外資系に好かれる人の特徴をまとめてみました。

CAはお客様だけでなく、日系、外資を問わず周りにいる人全てを楽しませる位の気持ちを持っている人が選ばれていきます。

特に外資系で働きたい方やこれからグローバルに活躍されたい方は、英語だけでなく、せっかくお持ちの素晴らしいお人柄が伝わるように、日頃から人からどう見られているか、印象やコミュニケーションの取り方にも意識を向けてみてください。

シンプルな事ですが、この2つが変わるとグッとグローバル人に近づけること間違いないでしょう!

 

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