3日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のレッドスター・ベオグラード戦でハットトリックを記録し、チームを6-1の大勝に導いたパリ・サンジェルマンFWネイマール。ネイマールはこのハットトリックでチャンピオンズリーグ通算得点数が30となった。
この数字は、元ブラジル代表MFカカーと同じなのだ。ミランで数多くのタイトルを獲得したカカーは、チャンピオンズリーグ通算86試合で30得点を記録している。ネイマールはまだ49試合しかプレイしていないため、ネイマールの方が得点率は圧倒的に上ということになる。
しかし英『Squawka』は、まだネイマールがカカーの領域には届いていないと厳しい指摘をしている。確かに得点数では並んだが、カカーは重要な試合でこそ輝きを放ってきた。例えばミランがチャンピオンズリーグを制した2006-07シーズンには、決勝トーナメント1回戦のセルティック戦2ndレグで後半ロスタイムに決勝点を記録したり、準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦では鉄壁のマンU守備陣相手に2試合で3得点を記録。苦しい時にこそカカーは力を発揮してきた。
同メディアはまだネイマールにこの力がないと指摘している。今季もグループステージ第1節のリヴァプール戦では存在感が薄く、チームも2-3で敗れた。昨季の決勝トーナメント1回戦で実現したレアル・マドリードとのゲームも似たようなものだった。得点数は並ぼうとも、カカーの領域に達するには大一番で決定的な働きをしなければならない。
ネイマールはまだ26歳。今季のうちにカカーの得点記録を抜いてくるだろう。しかし、ビッグゲームで力を発揮しない限りカカーと同列で扱われることはなさそうだ。