ORCが2機点検ミス 緊急点検で22便欠航

 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は4日、同社が保有する2機にそれぞれ不適切な点検があったことを明らかにした。緊急点検に伴い、同日運航予定だった全26便のうち、長崎と壱岐や対馬、五島を結ぶ計22便を欠航。予約客計516人に影響が出た。5日から通常運航を再開する予定。
 同社によると、油圧ポンプシステム、防除雪氷システムに関する計5カ所の作動確認で、本来は複数箇所を同時に点検しなければならないのに、誤って個別に実施。同社が定める定期点検の時期からも遅れていた。3日の運航終了後の機材点検の際に、それらのミスが発覚した。
 同社は「こちら側のミス、不手際のせいで、ご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。
 ANAグループから貸与されている1機などには問題がなく、4日も通常運航した。

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