服部・茅ケ崎市長が急死 57歳、公務中に脳出血

 茅ケ崎市の服部信明(はっとり・のぶあき)市長が4日午前8時48分、脳出血のため死去した。57歳。同市出身。通夜は11日午後6時から、告別式は12日午前10時半から同市茅ケ崎3の1の43、湘和会堂茅ケ崎で。喪主は妻敬子(けいこ)さん、葬儀委員長は夜光広純副市長。

 市によると、服部市長は3日午後6時から市内で開催された茅ケ崎湘南ロータリークラブの例会に公務で出席していたが、講話後の質疑応答の際にろれつが回らなくなり、その場でしゃがみ込んだ。関係者が119番通報し、市立病院に搬送されたが、脳の広範囲に出血がみられ、意識が戻らないまま亡くなった。

 服部市長は年1回、人間ドックを受けており、直近の9月の検査では異常はなかったという。今月1日には茅ケ崎市制施行70周年記念式典に出席、元気な姿を見せていた。

 服部市長は東海大中退後に補習塾を開設。市議と県議を2期ずつ務め、2003年の市長選で初当選。現在4期目だった。家族は妻と子ども3人。

 4日から夜光副市長が職務代理者を務める。任期満了に伴う市長選は来春予定されていたが、公職選挙法により、後任を選ぶ市長選は、職務代理者が同日から5日以内に市選挙管理委員会に死亡を通知し、その通知を受けた日から50日以内に実施されることになっている。11月中に行われる見通し。服部市長は次期市長選について態度を明らかにしていなかった。

 夜光副市長は「市長は茅ケ崎市民のために尽力してこられた。大変残念だが、志を受け継いだので滞りなく行政サービスを提供していく」と語った。

服部 信明市長

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