500万詐欺の受け子役逮捕 60代女性が被害

 県警捜査2課と神奈川署は4日、詐欺の疑いで、相模原市南区上鶴間、職業不詳の男(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は何者かと共謀して8月8日、横浜市神奈川区の路上で、同区の60代の無職女性から現金500万円をだまし取った、としている。同課は認否を明らかにしていない。

 同課によると、女性宅に同日、金融機関職員や自動車部品会社の社員を名乗る男から電話があり、「名義貸しは犯罪」などと現金を要求されたという。女性はその後、部品会社社員を装う男に現金を手渡した。

 現場周辺の防犯カメラ映像などから同容疑者が浮上した。同課によると、5~8月に今回と手口が類似した詐欺事件が10件ほど発生。被害総額は約2億円に上り、県警は同容疑者が現金の受け取り役などとして関与していないか調べる。

事件簿

© 株式会社神奈川新聞社