今季も熱戦が続くプレミアリーグ。
ここでは、『squawka』による「冬移籍を考えるべきプレミアリーグの選手たち」を見てみよう。
ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッドMF)
今夏のワールドカップ優勝に貢献したポグバはフランス代表ではこれ以上ない立場にある。
だが、ユナイテッドとの関係、より具体的に言えば、ジョゼ・モウリーニョとの関係は最悪に見える。両者には緊張感がありありと…。
彼にはPSGとバルセロナが関心を寄せているとも。ただ、移籍については1月の時点でモウリーニョがまだユナイテッドの監督をやっているかによるだろう。
アーロン・ラムジー(アーセナルMF)
長年アーセナルでプレーしてきた彼だが、キャリアの分岐点に立っている。
契約は来夏で満了になるが、クラブは延長オファーを撤回したと伝えられており、彼の去就は不透明になっているのだ。
その能力がトップクラブにふさわしいものであることに疑いはない。だが、最高の期待に応えられたことはまだない。
2013-14シーズンには16ゴール8アシストを記録。だが、それ以降はクラブに対して自分はどんなことをしてでも留めるべき存在だと説得できていない。
トム・ヒートン(バーンリーGK)
かつての正GKは昨季の怪我によって、代役のニック・ポープにクラブでも代表でも地位を奪われてしまった。
今季は彼もポープも負傷したことで、元イングランド代表GKジョー・ハートを緊急補強。すると、ハートはなかなかの好パフォーマンスを披露してみせた。
ポープは年末の復帰を目指しており、ヒートンは第3GKになりそうな気配。32歳という年齢だけにプレータイムを得るために移籍を求めるかもしれない。
ナサニエル・クライン(リヴァプールDF)
昨季、この才能ある右SBは怪我によって長期離脱となった。
その一方、彼の代役だったトレント・アレクサンダー=アーノルドがイングランドでも最も有望な選手のひとりに成長。
クラインがフィットネスを取り戻しても、ベンチに置かれるだろう。彼のスピード、経験、守備能力はプレミアリーグのほとんどのチームにフィットするはずだ。
フェルナンド・ジョレンテ(トッテナムFW)
スウォンジーで15ゴールを叩き出す素晴らしいシーズンを送り、マウリシオ・ポチェッティーノ監督に獲得するには十分だと納得させたジョレンテ。
だが、スパーズ移籍後33試合でわずか5ゴール。前線を牽引しているのは絶対的存在であるハリー・ケインであり、退団が最善かもしれない。
ルベン・ロフタス=チーク(チェルシーMF)
2016年のスパーズ加入以降、74試合に出場してきたワニャマ。だが、今季はそのプレータイムは60分にも満たない。
エリック・ダイアーやムサ・デンベレ、ハリー・ウィンクスらのほうが優先的な扱いを受けている。
スパーズは夏に彼へのオファーを聞き入れるつもりだったが、(移籍が?)立ち消えになってしまったとも。より定期的なプレータイムを得るために移籍するタイミングかもしれない。
ジェームズ・ウォード=プラウズ(サウサンプトンMF)
この1年半、ピッチ上で苦戦しているサウサンプトン。23歳のウォード=プラウズはかつてイングランドで最も有望な若手のひとりと評価され、若い頃から期待されていた。
これまで200試合以上に出場してきたが、セインツとの蜜月は終わりに近づいているかもしれない。
アルベルト・モレノ(リヴァプールDF)
かつてはリヴァプールの主力サイドバックだったモレノ。だが、昨年末以降リーグ戦ではほとんど出番がなく、忘れられた存在となっている。
ハル・シティから加入したアンドリュー・ロバートソンが彼を弾き出して退団に追い込むような存在になると誰が思っただろうか。
今後もスコットランド代表DFがファーストチョイスになるはずで、マージーサイドでのモレノの日々は終わりうる。
フィル・ジャギエルカ(エヴァートンDF)
長きに渡ってエヴァートンの救世主だったジャギエルカも年齢による衰えには逆らえず。徐々にスタメンから除外されていった。
36歳という年齢からすると、レベルを下げて2部でプレーしたほうがいいかもしれない。
とはいえ、古巣シェフィールド・ユナイテッド(2部)とのロマンティックな“再会”は、完璧な答えでは?
ギャリー・ケイヒル(チェルシーDF)
すでに本人もプレータイムを得るには移籍が必要かもしれないと公言している。
とはいえ、チェルシーで数々のタイトルを勝ち取った彼は威厳のある退団にふさわしい。
スタンフォード・ブリッジで思うような出場機会を得ることは考えにくいだけに、冬移籍はほぼ確実だろう。
ミゲル・ブリトス(ワトフォードDF)
昨季は12試合の出場、そして今季はいまだ出場なし。33歳になった彼のワトフォードでの時間は終わりを迎えたように見える。
契約は来夏で満了になるが、延長オファーの可能性は限りなく低いはずだ。
フレイザー・フォースター(サウサンプトンGK)
セインツでは120試合以上に出場し、全てがうまくいっていた。だが怪我によって、代役アレックス・マッカーシーにその座を奪われることに。
また、チームは夏に22歳のGKアンガス・ガンを獲得しており、これもフォースターにとっては痛手だった。
とはいえ、その才能はトップリーグのチームにとってまだ価値があり、引く手あまたのはずだ。
ディヴォック・オリギ(リヴァプールFW)
1000万ポンド(現レートで14.8億円)の移籍金でリヴァプールに加入したオリギ。
だが、23歳になる彼はアンフィールドでの地位を確立できていない。
2回ローン移籍するも攻撃陣のヒエラルキーをひっくり返すために必要だったパフォーマンスは見せられず。
リヴァプールでは77試合で21ゴール。どこか新たなクラブにその得点力を供給するだけの能力はある。
ダニー・ドリンクウォーター(チェルシーMF)
レスターでは歴史的な優勝に貢献し、大金でチェルシーへ移籍。だが、チームは彼の好調さを構築するための舞台を用意できなかった。
急激に彼の序列は下がった。28歳と今まさにピークにあるだけに、能力を最大限に発揮するためのいいクラブを見つける必要がある。