【韓国プロ野球】起亜のエース ヤン・ヒョンジョンに日本球界入りの可能性

 10月となりメジャーリーグではポストシーズンが開幕。日本をはじめ、アジア各国でも最終順位が決まろうとしている。その裏で既に各球団は来季の補強に向けてスカウト陣が動いている。特にこの時期になると話題が多い阪神タイガースは韓国球界の左腕エース、ヤン・ヒョンジョンを候補に挙げているという。

  ヤンは通算120勝を挙あげている韓国球界全体のエースであり、近年は2017年WBCや今年のアジア大会に出場するなど国際大会の経験も豊富な選手だ。今季も13勝を挙げる活躍で5年連続2桁勝利を記録している。その一方で直近登板だった10月3日のサムソンライオンズ戦では3回5失点で敗戦投手になっており、好不調の差が激しい投手ともいえる。

  2016年冬に横浜DeNAベイスターズと交渉し入団寸前までこぎつけたが、直前になって現在も所属している起亜タイガース残留を決めた。その理由として家族の存在があったといわれる。今年のヤンは1年契約であり、来季は十分に海外進出の可能性がある。

  阪神は来季の補強ポイントとして先発左腕を挙げている。ヤンは最速152キロの直球を武器に試合をつくれる優秀な選手。まだ30歳と今後も投げ続けることができ、獲得できればチームは理想的なオフを過ごすことができる。まだ現段階では候補に過ぎないが果たして、ヤンは縦じまのユニフォームを身にまとうのか、動向に注目だ。

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