平昌冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手（１６）らが出演したロシアでのボランティア活動推進をＰＲするビデオクリップが５日までに、インスタグラムなどで公開された。
プーチン大統領は昨年１２月、今年をロシアにおける「ボランティアの年」と定め、政府の諸機関に活動推進のための施策を行うよう命じる大統領令を出したが、ビデオクリップはこれに呼応して制作された。ニュースサイト「レンタ・ルー」などが伝えた。
ビデオにはザギトワさん、サッカーのロシア代表フョードル・スモロフ選手のほか、人気歌手、ブロガーらが出演。前半で「邪悪であれ」「無関心」「殺せ」などと書かれたカードを手に持ち立っている出演者らが写されているが、後半では「邪悪であるのははやらない」「無関心は治らない」「自分の怠惰な心を殺せ」と直され、視聴者に「善き行い」を勧める内容となっている。
ザギトワさんは最初、「善き行いをする時は過ぎ去った」と書いたカードを持っていたが、後で「善き行いをする時がやってきた」とのカードに持ち替え、笑顔を見せたところでビデオは終わっている。ザギトワさんは自らのインスタグラムにもこのビデオをアップした。 （共同通信＝太田清）
