佐世保市が主催する本年度の介護食づくり教室が3日、相浦地区公民館(川下町)で開かれた。市民22人が、加齢に伴う体の変化に応じた食べやすい調理法を学んだ。
高齢者自身や高齢者を抱える家族に、介護食の知識を深めてもらおうと市内各地区で開いている。
栄養士は、唾液の分泌が減って食べ物を飲み込みにくくなり、水分不足や低栄養状態になるといった体の変化を説明。▽食材の繊維を断ち切る▽片栗粉や練りごまでとろみをつける▽煮込んだり蒸したりして水分を含ませる-など食べやすくする工夫を紹介した。
参加者は、ゼラチン入りの炊き込みご飯や魚のホイル包み焼きなど、家で簡単にできる介護食を作った。新田町の主婦、冨川節子さん(67)は「知識がなかったので参考になった。工夫して調理したい」と話した。
介護食作り こつを学ぶ 相浦地区公民館
- Published
- 2018/10/06 09:19 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:37 (JST)
© 株式会社長崎新聞社