流鏑馬神事 子ども射手初奉納

 諏訪神社の中庭であった流鏑馬(やぶさめ)神事は、昨年も射手を務めた長崎諏訪流鏑馬奉賛会の本田殖也(たつや)代表(43)ら3人に加え、川下茉莉さん(10)=西彼時津町立時津東小4年=と津田凜さん(10)=長崎市立小ケ倉小5年=の「子ども射手」2人が奉納した。子ども射手の奉納は、5年前に流鏑馬神事が復活して以来初めて。

 5人はそれぞれ、馬に乗ってバランスを取りながら的に向かって矢を放った。的に見事命中すると、参拝客は歓声を上げた。

 川下さんは「馬が自分を信じて動いてくれたから成功したと思う。流鏑馬をやって良かった」、津田さんは「緊張したが、終わってホッとした。来てくれた友達にすごいと言われて、うれしかった」と笑顔を見せた。本田代表は「射手全員が的中させた。今年のくんちが大成功すると思わせる流鏑馬だった」と晴れやかな表情で語った。

流鏑馬で勇ましく矢を放つ射手=長崎市上西山町、諏訪神社

© 株式会社長崎新聞社