長崎県内各地で1997年3月9日、大規模な部分日食が観測され、太陽に接近中のヘール・ボップすい星との「競演」も見られた。
日食は午前8時45分から同11時2分まで。同9時47分には最大の67%が欠け、日差しが弱くなった。県内で大規模な部分日食が観測されたのは10年ぶり。
ヘール・ボップすい星は午前4時ごろ、北東の空に現れ、日の出まで観測された。現在の明るさは0等級で、肉眼で尾の部分まで観測できる。
長崎市の稲佐山公園には約100人の天文ファンが集まり、未明から昼前まで、今世紀最後の「天体ショー」を楽しんだ。
(平成9年3月11日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。
【平成の長崎】部分日食とすい星 天体ショー“競演” 平成9(1997)年
- Published
- 2018/10/15 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:39 (JST)
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