ロッテ岡田、無安打記録更新後に“猛打賞”で有終の美 チームは本拠地13連敗

引退試合で60打席ぶりのヒットを放ったロッテ・岡田幸文【画像:(C)PLM】

3安打&二盗で通算142盗塁、プロ野球記録のデビュー2501打席本塁打なしで現役終える

■ソフトバンク 6-1 ロッテ(8日・ZOZOマリン)

 ロッテは8日、本拠地ソフトバンク戦に1-6で敗れた。岡田幸文外野手は引退試合に「1番・中堅」でスタメン出場。2打席目まで凡退で59打席連続無安打となり、野手のプロ野球ワースト記録を更新したものの、第3打席で60打席ぶりヒット。さらに、第4、5打席もヒットを放ち、盗塁にも成功。“猛打賞”で通算盗塁数を「142」まで伸ばし、有終の美を飾った。だが、ロッテは千葉移転後のワーストをさらに更新する本拠地13連敗となった。

 ロッテは先発・土肥が初回にデスパイネに先制2ランを被弾。3回にはデスパイネに2打席連続弾となる3ランを浴び、4回に回にタイムリーを浴びてこの回限りで降板となった。

 打線はソフトバンク東浜の前に沈黙。引退試合の岡田は初回の第1打席は二飛。3回先頭の第2打席はしっかり捉えた打球も、遊撃・高田が痛烈なライナーをジャンピングキャッチし、桜井輝秀(元南海)のプロ野球ワースト記録(58打席連続無安打)を更新する59打席連続無安打となった。

 しかし、5回先頭で迎えた第3打席はソフトバンク東浜の初球を捉え、三塁線を破る左前打。ヒットは201610月4日の楽天戦の第4打席以来で、実に734日ぶりのヒットとなった。その後、二盗を試みたが失敗に終わった。

 さらに、7回も先頭で打席に入り、武田からセンター前にぽとりと落とすヒットでマルチ安打。9回、最後の打者として迎えた第5打席も森から右前打。“猛打賞”とすると、その後、二盗にも成功して、プロ通算142盗塁とした。岡田はプロ入り以来ホームランがなく、プロ野球ワースト記録となっていたが、こちらは最後の試合で止められず。2501打席連続本塁打なしで現役生活を終えた。

 ロッテ打線は6回の岡の犠飛による1点のみに抑えられ、ソフトバンクに完敗。これで本拠地13連敗となった。(Full-Count編集部)

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