『トリプルレッドカード』校長&痛風店長(Roftop2018年10月号)

異色の風俗店『トリップルレッドカード』

——まず最初にトリプルレッドカードとはどのようなお店ですか?

校長:…楽しいお店。

——確かに楽しそうです(笑)。お店のコンセプトなどはありますか?

校長:コンセプト…って言うと難しいけど「風俗なのにエロくない」とかですかね…。正直エロさは求めてないです(笑)。みんなに笑ってもらえればいいなぁと思ってやっています。

——では、そもそもこのようなお店をやろうと思ったきかっけは何だったんですか?

校長:きっかけ…っていうか、ブスたちでも輝けるお店を作りたいと思って作りました。ブスって、いじめられたり、ハブられたりするでしょう? そんなやつらでも輝けるお店を作ろうと思ったのがきっかけですかね。

——トリプルレッドカードさんは、コンセプトからもその他の風俗店と違う部分が多いと思うのですが、業務内容でも違いは多いですか?

校長:そうですね、アパレルに力を入れてるとことかですかね。ブスはやっぱりお金になんないんで(笑)。服を作ってその分を補填するっていう感じですかね。風俗店としての業務は、そもそも電話が鳴らないので、あまりすることがないです。

——電話が鳴らない…ということは、お店自体がピンチな時もありそうですね。

校長:そうですね、お店は常にピンチと言うか…いつ終わるか分からないですね(笑)。でも、楽しくやってるんで。いろんな店舗さんの謳い文句で「アットホームなお店」っていうのはあると思うんですけど、うちのお店は本当にアットホームなお店です。人に見せられるアットホームさがありますよ。休憩所には、全国の方が送ってきてくださるカップラーメンなどの救援物資もありますし。

——全国から届くんですか?

校長:そうですね。お店は難波ですが、ツイッターとかのSNSに張り付いて仕事をすることが多いので、全国の方が見てるんやと思います。宣伝活動も兼ねてですけど、うちのお店を利用したことのない人にも楽しんでもらえればなぁと思って。そういう力を入れるポイントが、その他の風俗店とは違うと思いますね。

——私もお店のサイトを拝見させてもらったのですが、印象に残っているキャストの方や、印象に残っているエピソードなどがあったら聞きたいです!

校長:まあ、どれも印象に残ってますね。何日か出勤してくれれば。でも、一日で辞めたら記憶から消えて行きます。やっぱり可愛くないので…。可愛かったら覚えてるけど、ブスは記憶に残らないっていうのが男の人の本音じゃないですかね(笑)。

——あら!(笑) キャストの方の名前がおもしろくて気になったのですが、どのようにつけられてるんですか?

校長:気分です!

痛風店長:全部、校長がつけてます。

校長:日頃いろんな言葉を貯めてるんですよ。歩いてる時とか、本を読んでるときとか、気になる言葉をメモしていて。面接の時のパッと見で、その貯めてある言葉が炸裂します。

——私は「汗だくサンバ」さんがお気に入りです(笑)。

校長:「汗だくサンバ」は、確か9月頃に面接に来て、全然暑くなかったのに汗だくやったんですよ。で、まあ沖縄の子っていうのもあってサンバっぽかったんでつけた名前です。今は沖縄に帰ったんで出勤してないですけど。

——あら、残念です。もう一つ気になったのが、普通に楽しめる奇跡のイエローカードシステムなのですが。

校長:イエローカードはね、悪あがきです。最近はイエローカードのキャストが4、5人ほどいるんですけど、あまり出勤してくれないので。やっぱり僕らのお店はブス専門なので(笑)。でも、前まではレッドカードもイエローカードも関係なくキャストの出勤ゼロの日があったけど、今はないです!

『トリプルレッドカード』と『ロフトプラスワンウエスト』

——3年ほど前からロフトプラスワンウエストでイベントをされていますが、その影響で面接を受けに来る人や、お店に遊びに来るお客さんはいるんですか?

校長:たまーーに、あります(笑)。

——そもそもロフトプラスワンウエストでイベントをやろうと思ったきっかけは何だったんですか?

校長:オケタニ(イクロウ)さんという方と仲良くなって、声をかけてもらって実現しましたね。初めてロフトプラスワンウエストでやったイベントは、僕とキャストも出演してお店での日常を話したりしました。

痛風店長:その時、私はお客さんで来てました。はじめは『トリップルレッドカード』のことをツイッターで知って、その後イベントを見に行ってから校長さんとの絡みが始まりました。

——そこから校長さんがスカウトされたんですか?

校長:スカウトというか、自転車でちょっと東京行ってみてよって言ったら本当に行ったので、おもしろくてもうこいつしかいないなと思って勧誘しました!

——自転車で東京!?

痛風店長:ちょうどその時働いてなかったので…。ちょっと東京チャレンジ行ってこいやと言われてチャレンジしてみました。一週間ネカフェとかに泊まりながらゴールして、すぐ新幹線に乗って帰りました。東京ではなにもしてないです(笑)。

校長:(笑)。

痛風店長:ゴールした日が『ヤリマン甲子園』にキング(『トリップルレッドカード』の看板キャスト)が初めて出る日で、戻ってこいと言われてすぐ戻りました。

——そういった男気を気に入られたということですね! 東京と言えば、前回ロフトプラスワンで『デッドボール』とのイベントがあったと思うのですが、その感想をお聞きしたいです。

校長:普通に楽しかったです。人がいっぱい来てくれたので、大阪からもはるばる来てくれた人がいましたね。

——『デッドボール』のお店自体の印象ってどういうものですか?

校長:印象ですか…印象というか、『デッドボール』はすごく流行っている。なのに何故うちは流行らないのか…? とは思いますね。

痛風店長:『デッドボール』さんは出勤も多いし、女の子の数が全然うちとは違うと思いますね。校長さんも言ってたんですけど、うちはちょっとブスを集めすぎたかな…って(笑)。『デッドボール』さんは基本顔出しとかしてないし、やっぱり風俗店やと思います。

校長:向こうは仕事、こっちは遊びですね(笑)。

——それでは今回11月11日(日)にあるイベントの内容について教えてください。

校長:内容はまだ、なにも決まってないです。

痛風店長:だいたいほぼ当日に決まるので、東京の時も打ち合わせはなかったです。ステージ上がってからですね。

校長:ネタは普段からいっぱいあるので、行き当たりばったりでもなんとかなります。その場でのリアリティを楽しんでもらえると思います。

——では、今回のイベントに興味のある人や、来ようか迷っている人に向けてメッセージをお願いします!

校長:メッセージ…。

痛風店長:…。

——…ポロリとかありますか…?

校長:ポロリも…可愛かったら良いんですけどね…。

痛風店長:(笑)。

校長:あ、でも可愛いと言えばイエローカード5枚の子は来るので。伝説のイエローカード5枚が顏を出すので、是非来てください。

——それは興味をそそられますね!

校長:あと一押しの物販があります。新作もあるので是非。

痛風店長:Tシャツとかキャップとか、可愛いのからネタ系までいろいろあります。当日、また販売員をやりますので是非来てください。

——今日はありがとうございました! みなさん、当日はイベント内容も物販も豊富なようです!

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