レモネードで少数民族の女性支援 明治学院大

 貧困に苦しむバングラデシュの女の子たちを支援しようと、「国際ガールズ・ウイーク」と題する活動が明治学院大学横浜キャンパス(横浜市戸塚区)で開かれている。11日の「国際ガールズ・デー」に合わせた取り組みで、学内のカフェでピンク・レモネードを販売、売上金の一部を支援団体の「少数民族の女性たちの収入アップ」プロジェクトに寄付する。

 ボランティアの学生約30人が携わる。気軽に購入してもらいたいとレモネードは1杯150円に設定。9月末の試飲会で学生が味や見た目を考慮し、提供商品を決めた。購入者がメッセージを書き込めるカードをカップに付け、世界の女の子たちに向けたメッセージも募っている。12日までの5日間で250杯の販売が目標だが、初日の8日に70杯を売るなど、売れ行きは好調だ。このほか、両替できない外貨を学内で集め、支援団体に寄付する取り組みも行っている。

 リーダーを務める法学部2年の田口慈江さん(20)は「購入した学生の気持ちがバングラデシュの少数民族の女性たちに届き、彼女たちの収入アップにつなげてもらえたら」と話していた。

カフェでピンク・レモネードを販売する学生 =明治学院大学横浜キャンパス

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