日本高野連は９日、今夏の全国選手権大会に出場した横浜の万波中正外野手（３年）＝１９０センチ、９０キロ＝がプロ志望届を提出したとホームページ上で公表した。万波は「苦しい時期もあったがプロへの思いはぶれなかった。必ずプロ野球選手になりたい」と意欲を語った。
高校通算４０本塁打の万波は、今夏の南神奈川大会で打率５割４分２厘、２ホーマーを記録。同校初の３連覇に貢献したスラッガーは２５日のドラフト会議に向け、「できるなら上位で指名されたいが、入団後に活躍することを考えて練習している。プロになれるならどこでも何位でも構わない」と１２球団ＯＫの姿勢を示した。
夏の甲子園には３度出場し、今夏は金足農（秋田）の吉田輝星から、２安打をマークした万波。夏を終えてからも週５日ほど打撃練習やウエートトレーニングを重ねているといい、「いつか藤平さんや松坂さんなど、横浜高校出身の諸先輩方と対戦したい」と夢を膨らませた。
東京都出身。コンゴ人の父を持ち、中学時代は野球に加えて砲丸投げでも全国大会で活躍。１年夏、３年夏に横浜スタジアムでスコアボード直撃弾を２本放って注目を浴びた。
