旅の目的は「たったひとつ」で良い
旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。
私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。
珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。
美しいものに触れたくなる秋
秋が深まる10月には、風の気配にさえ色を感じます。
見知らぬ国の写真集を開きたくなったり、
心が動く映画が見たくなったり、
円熟した古美術に触れたくなったりします。
秋風が私たちの感性のドアを開くのかもしれませんね。
何か美しいもの、ときめくものを心が欲しています。
箱根の美術館で出会う芸術品
明治時代のホテル「開化亭」跡地にある、岡田美術館。ここに来る理由は、尾形光琳を始めとする金屏風を見るため。金色地に白菊の美しい金屏風は、秋だからこそ見たい豪華な芸術品。この美しい屏風をモチーフにした、岡田美術館オリジナルのチョコレートがあるのです。
金色に菊の花が映える尾形光琳の作品をモチーフにした「Okada Museum Chocolate『光琳・菊』」(2800円)
岡田美術館の収蔵品である尾形光琳の作品「菊図屏風」を、チョコレートで表現したもの。思わずため息の出る美しさ。宝石のようなチョコレートは、味がひとつひとつ異なります。秋にふさわしい「松茸×南瓜」「和三盆糖×胡桃」「安納芋×サフラン」「柚子×マスカルポーネチーズ」「宇治抹茶×黒豆」の5つの味。
神坂雪佳の『燕子花図屏風』をモチーフにした「Okada Museum Chocolate『雪佳・燕子花』」(2800円)
凛としたカキツバタをモチーフにしたチョコレート。こちらは「桜×抹茶」「木苺×イチジク」「マスカルポーネチーズ×コーヒー」「ゴルゴンゾーラチーズ×オレンジピール」「自家製ジャンドゥジャ」。断面の美しさは、食べるのが惜しいほど。ひとつひとつに、美意識が込められています。
8粒のショコラを詰め合わせた「Okada Museum Chocolate『歌麿・深川の雪』」(4800円)
「白トリュフ×南瓜」「ゴルゴンゾーラチーズ×ベーコンチップ」「和栗×松茸」「紫芋×黒胡麻」など、豪華な内容。
美術館専属のショコラティエ
チョコレートバー(1800円)
宝石のような「岡田美術館」のチョコレートは、専属のショコラティエ三浦直樹氏がひとつひとつ手作りしています。フランスで修業経験を積み、「ブルガリ イル・チョコラート」の初代マスターショコラティエなど名店での実績があります。松本潤主演のドラマ「失恋ショコラティエ」では、技術指導とチョコレート製作を担当したスペシャリスト。「チョコレートバー」も、岡田美術館で販売されています。
チョコレートの美意識
チョコレートの美意識を完成させた、珠玉のチョコレート。基本的には、「岡田美術館」でしか買うことが出来ません。最高峰を求めるなら、箱根の美術館まで出向く価値ありです。
今回のたったひとつは、美意識を高めてくれる「岡田美術館のチョコレート」。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。
■もっと知りたくなったら
ONESTORY(ワンストーリー)
箱根で出会う、東洋の美と珠玉のショコラ。[岡田美術館/神奈川県足柄下郡]
岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
電話:0460-87-3931
営業時間:9:00~17:00(入館は~16:30)
※ミュージアムショップは9:00~17:00
※ミュージアムショップのみの利用も可
休日:年末年始、展示替えによる臨時休館あり
アクセス:伊豆箱根バス・箱根登山バス「小涌園」徒歩すぐ
料金:大人2,800円、小中高生1,800円
http://www.okada-museum.com