ひな祭りの3月3日、長崎市上西山町の諏訪神社で恒例の「生きびな祭り」があり、十二単(ひとえ)に身を包んだ20歳の女性ら12人が〝平安絵巻〟を再現した。
今年で14回目。平安時代、都の宮中人が優雅な祭りを催していたことに由来。生きびなには県内外から40人の応募があり、ふっくら顔など平安美人の特徴を基に12人を選んだ。
雅楽が鳴り響く中、衣冠束帯の男びなと十二単姿の女びなは、5人ばやしや3人官女、地元の幼稚園児らをお供に境内を練り歩いた。男びなの江川奈都子さん、女びなの松田千寿さんは「めったにできないことなので楽しい」と声を弾ませていた。(平成8年3月4日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。
【平成の長崎】生きびな祭り 〝平安美人〟が大集合 平成8(1996)年
- Published
- 2018/10/11 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:41 (JST)
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