DeNA、1軍投手コーチに三浦氏招へい 田代氏も起用へ

 横浜DeNAが来季のコーチとして、長年エースを務めた三浦大輔氏(44)と、今季限りで巨人2軍打撃コーチを退任した田代富雄氏(64)の球団OB2人を招聘(しょうへい)することが10日、分かった。

 現役時代に172勝をマークした三浦氏は、現役最終年の2016年には兼任コーチとして若手の指導も経験している。

 昨年から球団のスペシャルアドバイザーとして米大リーグを視察するなど、25年間の現役生活での実績と米国で得た知見を生かし、1軍投手コーチとして今季崩壊した先発投手陣の立て直しを期待される。

 藤沢商(現藤沢翔陵)高出身の田代氏はベイスターズ退団後も12~15年に楽天、16年からは巨人でコーチを務め、昨季は岡本を成長させるなど指導力に定評がある。ベイスターズでも2009年に監督代行を務めたほか、1軍打撃コーチや2軍監督などを歴任。多村、内川をはじめ、新人時代の筒香の育成にも携わった経験がある。正式なポストは今後決定する。

 また、光山英和バッテリーコーチ(52)が今季限りで辞任する。2016年に就任し、前年にプロ野球ワーストのシーズン暴投68個を記録した捕手陣を改革。熱心な指導で戸柱、嶺井ら若手捕手を成長させた。

三浦大輔氏

© 株式会社神奈川新聞社