トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【和歌山編】

日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は和歌山編です。

第5位・・・串本ドライブ(6ポイント)

最初は筆者もチョイスした串本ドライブがランクインしました。串本とは和歌山県の南端にある自治体で、町から潮岬が太平洋に突き出し、岬の東側には紀伊大島が浮かんでいます。その岬と島を結ぶ形でくしもと大橋が架け渡されており、絶景のドライブが楽しめるようになっているのですね。

潮岬は本州最南端の岬で、紀伊大島には海金剛などの景勝地が点在します。同地は吉野熊野国立公園にも指定され、知人がダイビングインストラクターをしていますが、ダイビングの名所としても知られています。和歌山の最南端ですから訪れる機会は少ないと思いますが、紀伊半島一周などの旅のプログラムを立てて、ぜひとも立ち寄ってみてくださいね。

第4位・・・白良浜(9.9ポイント)

次は和歌山県を代表する白砂ビーチ、白良浜(しららはま)がランクインしました。

「泳ぎはしませんが、白い砂浜と海を見ているだけで癒されます」(Chika)

といったコメントと共に、同地を推す声が目立ちます。白良浜は関西屈指のリゾート地で、紀伊半島からちょこんと飛び出した白良浜一帯には、温泉や観光名所が密集しています。白浜町に一泊するイメージで訪れたいですね。

第3位・・・熊野古道(11.6ポイント)

三重県のランキングでも入った熊野古道が第3位に入りました。熊野古道は三重県、奈良県にも延びていますが、和歌山県には高野山町石道、熊野古道 紀伊路、大峯奥駈道の一部、熊野古道 伊勢路の一部、熊野古道 小辺路の一部、熊野古道 大辺路、熊野古道 中辺路など全ての参詣道が通っていて、その道中には熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社、高野山金剛峰寺などが点在しています。

奈良編では番外編で玉置神社が挙げられていましたが、この玉置山と玉置神社も和歌山県(熊野本宮大社)と奈良県(吉野山金峯山寺)を結ぶ大峯奥駈道沿いの主要スポットになります。熊野那智大社のご祭神は日本三名瀑にも数えられる那智の滝。必見のスポットがまさにめじろ押しですね。

第2位・・・白浜温泉(16.5ポイント)

第4位と同じ白浜にある温泉地もランクインしました。白浜と言われるエリアには温泉宿が林立していているため、海水浴場やパンダで有名な『アドベンチャーワールド』、観光漁港『とれとれ市場』などの観光スポットを、温泉宿の宿泊とセットで楽しめるようになっています。

アドベンチャーワールドに関しては、「パンダで有名、幼いころ、何度も両親が連れていってくれた思い出の場所です」、とれとれ市場に関しては「白浜に行く際には必ず寄るべき。海鮮が楽しめてお土産も変えます」などといった評価もライター陣から寄せられていました。カフェなども充実していますから、時間をかけて周りたいですね。

第1位・・・金剛峯寺(22.3ポイント)

和歌山県で最も高い評価を得た観光地は、金剛峯寺になります。日本史の教科書で習った通り、空海が高野山に開いた名刹(めいさつ)ですね。

「町自体がお寺。清潔で美しく、宗派がなくても気持ちがあらたまります」(青山沙羅)

といった評価と共に、同地を和歌山県No.1のスポットに推す声もありました。さらに「樹齢の経った杉に囲まれた聖域へ続く道」として、奥之院参道も金剛峯寺の関連でプッシュしています。奥之院とは空海の眠る霊域で、 燈籠堂には1000年以上も燃え続ける火が存在するのだとか。高野山に関しては、

「高野山の独特の空気が好きです。夏は涼しく、過ごしやすいです」(Chika)

といった評価の声もありましたよ。

以上、プロの旅ライターが選んだ和歌山県の観光地トップ5を紹介しましたが、いかがでしたか? 和歌山は大自然から歴史スポットに至るまで、何度訪れても飽きのこないスポットが上位に来ました。関西や三重を旅行した流れで、和歌山にもぜひ訪れてみてください。

高野山については、過去記事『空海は生きている?1200年間、空海には今も1日2回の食事が運ばれている【日本の不思議】』も必見ですよ。

[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】

●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地

●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日

●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)

●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター

© 株式会社オンエア