パリジェンヌも絶賛 香取慎吾がパリで個展 1万7千人が来場

 横浜市生まれのタレント、香取慎吾(41)が9月19日からパリのルーブル美術館敷地内で行っていた初の個展「NAKAMA des ARTS(ナカマ・デ・アート)」が10月3日、終了した。パリが好きで度々訪問するという香取は、世界が注目する場での快挙に「あり得ないこと」と大喜び。SMAP解散後は画家に転身するという誤った情報が広がって心を痛めたが、「そのうそが僕の背中を押してくれた」との思いを新作「Lie.ARIGATO」にぶつけ、メーン作品として展示した。

 会期前日に行った内覧会には稲垣吾郎(44)、草彅剛(44)も駆けつけた。

 日仏友好160周年を祝い、両国で来年2月まで開かれているイベント「ジャポニスム 2018」の広報大使を香取が務めることから、同展の企画が実現。並んだ111点の中には、キャンバスだけでなく、テレビが入っていた段ボール箱を解体して無地部分に描いた作品などもあり、芸術の都で暮らすパリジェンヌを驚かせた。絵画を生地にプリントしてドレスを作るなど斬新な手法も多く、来場者らは「これまでに見たことがない」「鮮やかな色合いで元気になる」などと絶賛していた。

 初日は入場まで2時間待ちという盛況ぶり。会期終了までに、延べ約1万7千人が来場し、独創的な作品に目を奪われていた。

パリで行われた香取慎吾(中央)の初の個展を鑑賞する稲垣吾郎(左)と草彅剛(右)

© 株式会社神奈川新聞社