【プレミアリーグ】キャリックが現役時代の秘密を暴露「セスクにアーセナル加入を阻止された」

ヴェンゲル監督から直接連絡があったようだ

マンチェスター・ユナイテッドでコーチを務めているマイケル・キャリックは、もしかするとアーセナルのレジェンドになっていた可能性があったようだ。先日出版されたキャリックの新しい自伝で暴露している。

2004年にウェストハムに所属していたキャリックはプレミアリーグでのプレーを臨んでいた。そこにアーセナルからコンタクトがあり、当時アーセナルの監督を務めていたアーセン・ヴェンゲルと面会の場を設けたという。交渉は順調に進み、アーセナルがコミュニティー・シールドでマンチェスター・ユナイテッド戦を行った後、正式に書類にサインする手筈となっていた。しかし、コミュニティー・シールドの後もアーセナルからは連絡はなく、結局キャリックのガナーズ行きは破談となった。

セスクのプレーがヴェンゲルを虜にしたようだ

当時について、キャリックは自伝でこう記している。「ある日、自宅に帰る途中アーセナルから電話がかかってきた。アーセンが会って話がしたいとね。僕は急いで北ロンドンを目指した。一時間ほどで到着し、彼の家のフロントルームにある椅子に座って話をした。あの時は緊張したよ。僕がアーセナルに⁉シーズン無敗を達成した”インビジブルズ”に一員になれるなんて!ってね。それから一時間ぐらいフットボールの話をした。週末にコミュニティー・シールドがあるからその後クラブとサインしてくれないか?と言われたよ。そして僕は週末に自宅でアーセナルの試合を観戦した。ユナイテッド戦で出場していたのは、17歳の少年だった。パトリック・ヴィエラのポジションには、セスク・ファブレガスが出場していた。セスクのプレーは良かったけど、僕はそんなことは気にせずアーセナルとの手続きの準備をしていた。そして電話が来るのを待っていたよ。明日から僕はアーセナルの一員だ!ってね。だけど、待っても待ってもアーセナルから連絡は来なかった。仕方ないからウェストハムの練習に行ったら、代理人から”さっきアーセナルから連絡があった。君とは契約はしないとね。ヴェンゲルはセスクの事が気に入ったらしい”と言われたよ」。

© 株式会社SPOTV JAPAN