横浜市が管理している街路樹の点検を行った結果、対象の約7割に当たる約1万9千本に菌の寄生や根上がり、枯れなどの問題点が見つかったことが11日、明らかになった。
平原敏英副市長は「更新が必要な街路樹は、管理しやすい樹種や配置での植え替えを進める」と述べた。
市道路局によると、市が管理する道路上の樹木は約13万本で、昭和40年代ごろに植えたものが多い。市は枝の落下や倒木などによる被害を防ぐ狙いで、2014年度から4年間、樹木医による点検を実施。幹の空洞化などを引き起こすベッコウタケといった根株心材腐朽菌が寄生しやすいケヤキやサクラ類など8種類の約2万8千本を調べた。
問題があった約1万9千本のうち、同菌が寄生していたのは833本を数えた。同日の市会決算特別委員会で黒川勝氏(自民)の質問に答えた。