住友電工、太陽光発電用監視装置の導入実績が7000台突破

 住友電工は9日、2016年から本格販売を開始した太陽光発電用の監視装置の導入実績が7千台を突破したと発表した。太陽光発電所を長期・高発電量で運用するには故障を事前に察知して予防することが非常に重要。同社の監視装置はストリングと呼ばれるパネル十数基を直列につないだ単位で、リアルタイムに発電量を監視するもの。発電量が下がった場合、不具合のあるパネルを効率的に絞り込める。

 同社のPLCストリング監視装置はこれまで培ってきた電力線通信の技術を生かした製品。既設電力線を通信回線として利用しコストダウンを図れる事などから、着実に採用を伸ばしている。有線方式のため安定したデータ伝送が可能な点や、高い耐雷性も特長。現在までに60の発電所で採用されている。

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