【本人解説】ニューロティカ カタルの『今夜はトゥナイト』〜1年ちょっとぶりの登場! 昨年の春に「7年半ぶりに1回限りの復活」として再登場したのに、またすぐにまさかの再復活しちゃってドーモスイマセンスペシャル!!〜

ハロ〜☆ミスターモンキー!……今回も定番だったこの始まり方でスタートできる喜び。……つーかこの時点でもう感慨深くて胸アツですよ、『今トゥナ』。だって普段はもうこんな挨拶をすることもなくなってますから!

何しろ僕とニューロティカの……そして皆さんの青春時代を彩ってた『今トゥナ』(?)ですから、臨時のスペシャル企画とはいえ、復活できるのは本当に嬉しい限りですよ〜。原稿書くのも久しぶりなんで嬉しくてテンションもやや高め(笑)。

……でもこうやっていざ書き始めてみると、思い出すのはあのツラくキビシイ毎月の締め切り。……いやいや、今回は1回限りでもお祝い(?)でいただいた枠なんで、何しろ全力でアゲアゲで書き進めていきましょう!

さてさて、そんなカタルの『今トゥナ』ですが、前回の復活は3年ぶりにニュー・アルバム『良いか悪いかは別として(笑)』をリリースってことでの、無理言いまくりワガママ放題な再登場だったんですが、今回のワガママはなんと! あ、あのニューロティカが! ロフトのステージが一番似合うと言われて久しいニューロティカが! 「ロフトは俺の店だぜ!」と豪語し、傍若無人な振る舞いで店員さんたちを困らせまくってるあっちゃん率いるニューロティカが! なななんとZepp Tokyoでワンマン・ライブをやっちゃいます!

ロフトで観るロティカがサイコー! っていうファンの方も多いと思いますが、ココはひとつ! さらにデカいステージで暴れまくるロティカの応援をお願いします! ……ってことでの超特別企画なわけですよ。

今年でロティカも34周年、カタル的には加入して23年、このキリのイイ(?)タイミングと、通算ライブ回数が2000回目を迎えるっていうタイミングがぴったんこカンカンに合致(?)。その2000回目のライブをいったい何処でブチ上げるのか!? ってことをメンバー、スタッフと協議に協議を重ねて決定した場所がZepp Tokyo! 僕的にもロティカ的にも初めての会場ですよー。

ってことでかなりの大勝負に出ましたね、ニューロティカ。何しろ僕が加入して新生NEW ROTE'KAになってからのワンマンでは一番大きい会場ですからね〜。そりゃバンド的にも僕的にも気合い入りまくりで、今年に入ってからは「Way to 2000」と銘打っていろいろとやってきました。

春の34周年記念ワンマン・ツアーでは、あっちゃんの腹違いの兄弟というブラックアツシが率いる謎の黒づくめバンド「ブラックロティカ」が登場して会場を荒らしまくりました。この人たちってばZeppにも顔を出そうとしてるみたい。このバンドとの関わりもこの先一体どうなってゆくのでしょうか? Zeppでその辺りも明らかになるハズなんで乞うご期待!

7月末には八王子京王プラザホテルでパンクバンド始まって以来(?)のディナーショーならぬランチショーを開催。

お昼からホテルでランチを食べながらロティカのアコースティック・ライブやトークショーを楽しんでいただこうという、それが本当に成り立つのかも心配された無茶な企画(笑)。ホテルでのショーなんでチケットもそこそこの大人価格でしたが、グループ魂の破壊さんと暴動さんをゲストに招いて500席が早々にソールドアウト! やってる本人たちが一番楽しんでるような、和やかな(?)雰囲気に包まれながらのステキなイベントとなりました。

そして9月には「2 MAN SHOW」と銘打って、渋谷O-westで仲の良いバンドとのガチンコ2マン対決! 5日間にわたって5バンドとのカップリング・ライブで各公演ともに何が飛び出すかわからないハチャメチャっぷりで大盛り上がり!

初日の「フラワーカンパニーズ」では、フラカンの「この胸の中だけ」をカバーして、途中のセリフ部分では幼い頃のあっちゃんと大人になったあっちゃんとの寸劇(ミニコント?)。ここで少しホロっとさせるのかと思いきや、安定のグダグダっぷりで結局笑い(失笑?)の渦に。最後には圭介くんも一緒に、そしてバック3人はグレート先生リスペクトで裸にオーバーオールに着替えて「青いお空に」を大合唱。温かい会場の雰囲気にも助けられ、まずは快調なスタートダッシュでした。ありがとうフラカン!

そして2日目はなんと「人間椅子」! 同世代ながら今まで直接的な交流はホトンドなかったあの人間椅子にダメもとで今回のオファーをしたらまさかの快諾をいただき、まさかまさかこんなことが実現するとは! ってくらいのクリビツテンギョウな組み合わせでのライブ。

リスペクト企画としてはあの名曲「陰獣」と「りんごの泪」をカバー。この数日は人間椅子しか聴いてなかったよってくらいに練習して臨みました。そして最後にはセッションであの洋楽をセッションするぞー! ってサンザンお客さんを煽っておきながら、実際にやったのは両バンド7人全員横並びでスタンドマイクにカラオケで振り付け踊りながらヒデキの「ヤングマン」

最初はのけぞってたお客さんたちもすぐに振り付けしながら大合唱。ホントにもうこんなことに付き合わせてしまって申し訳ないキモチだったんですが、最後まで笑顔で一緒に盛り上げてくれた人間椅子のみなさんには大感謝! また一つ忘れられない思い出ができました。

さらに3日目にはいつもお世話になっております、「グループ魂」。またまた無理なお願いをしてのご出演。ホントにいつもスミマセン!

この日はグループ魂風にあっちゃん以外は黒い革ジャンで演奏。僕的には春先のダイエットで小さくて着られなかった革ジャンが着られるようになってたんで、それで臨んだわけですが、これにはもう暑くて窮屈でマイりました。でもまた痩せちゃった♡

「君にジュースを買ってあげる」と新曲の「もうすっかりノーフューチャー!」をカバーし、さらに最後には暴動さんがギター、破壊さんも歌で、さらにほかのメンバーさんたちも全員出てくれて、しかも石鹸ちゃんが急遽ドラム叩いてワイワイと「I was PUNK!!」と「ロックンロールクレイジーラン」。もうテンション上がりっ放し。この先もなかなかできないであろう2マン対決を何よりロティカのメンバーたちが一番楽しんだ感アリ。打ち上げもサイコーに楽しかったっス!

そしてさらに4日目は久しぶりの「四星球」! 彼らもまさかのメジャー・デビューであっちゃんの言うところの「ピリオドの向こう」へ行っちゃってるんで、ここんとこご無沙汰でしね。よく徳島で一緒にやってたのはもう10年くらい前? スッカリ大きく成長されましたね〜。

この日はライブ前に秋の運動会(笑)。綱引きやぐるぐるバットリレー、さらに騎馬戦で対決。一体何やってるんでしょうか? ものすごく楽しかったけど(笑)。そして四星球のライブでは北島君が「あっちゃんのこの言葉に支えられて……」と「嘘になっちまうぜ」の一節を熱唱という僕らとしても胸アツな一幕もアリ。そしてロティカは「クラーク博士と僕」と「Mr.COSMO」をカバー。二階席で観てた北島くんは口を押さえて泣いてた(笑ってた?)とか……。

とにかく久しぶりに会った四星球は、バンド的には大きくなってたけど中身は変わらずバカやるのが大好きなカワイイ後輩たちでした!

そしてそしてさらにさらに5日目にはよくぞ引き受けてくれました! の「氣志團」が控えております! またまたご迷惑をおかけします〜。この原稿は四星球の翌日に書いてるのでまだこれからってことなんですが、この最終日はモチロンの大盛り上がりになること間違いなしなんで超楽しみー! この日の模様はまた別の機会に報告いたしますね〜。

そんなこんなの後にあるのが、三木聡監督、阿部サダヲさんと吉岡里帆さん主演の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に僕とナボちゃんがちょこっと出演させてもらってて、それが10月12日に公開になります。僕は「壊滅」という役名で「バイきんぐ」小峠君率いるオヤジパンクバンド「ダエマオハギツ」のメンバーとして出演しております。仮装に近い風貌で出ておりますので、「カタルを探せ!」的な感じでお楽しみいただければ幸いです(笑)。劇中で演奏してる曲はサントラ盤にも収録されてますので、そちらもヨロシク!

そしてZeppの1週間前の13日には恵比寿リキッドルームで『消毒ギグ』! GAUZE主催の伝説的なこのライブの170回目にBRAHMANとともに参戦させてもらえるなんて……ホントにもう大感激! ここで一気に弾みをつけてさらに加速してZeppに臨みたいと思っております!

……というわけで10月20日(土)にZepp Tokyoで開催するニューロティカ2000回目のライブ『Zepp de NEW ROTE'KA〜祝2000本達成ライブ〜』まで一気に駆け抜ける所存のニューロティカは、ココに今のすべてを懸けるためにその後のライブはまだ決めておりません。2001回目のライブはまだ未定ってことです。

34年間ずっとライブをやり続け、止まることをしなかったニューロティカが、スケジュール帳が埋まらないと不安でしょうがなかった僕らが、なんと10月20日以降のスケジュールが真っ白です。いつでもライブハウスで会えると思われてたニューロティカですが、いつでも会いに来てくださいと言い続けてきた僕らですが、いつまでも観られると思うなニューロティカ! ってばかりにこのZeppに懸けてます。そんな僕らの生き様をたくさんの皆さんに見届けていただきたい! ……ってことで、是非とも親戚縁者近所の人まで引き連れて10月20日はZeppに来てくださいね。合言葉は「Zeppで会おうぜ!」。お台場でお待ちしております。

また皆さんと笑顔でお会いできますように!(笑) また会う日まで! バイバイモンキー!!

『Zepp de NEW ROTE'KA〜祝2000本達成ライブ〜』に向けてメンバーからコメントをもらいました!

ジェームス(guitar)

全国のニューロティカを愛する稀有な猛者の皆様、いよいよ2000本ライブ間近ですよ。みんなは何本目辺りから目撃してますか? かく言う俺は300本くらいの参加です。

2000本ってスゴい数ですねなんて言えないくらい、想像もつかない数なんですよ。ただニューロティカはこの節目を成功させないと次に進めないと決めてしまったわけでして、泥水啜ってでも地べた這いつくばってでも成功したいわけですよ。それは昨日今日の新参者ジェームスでも心底思う今日この頃野口五郎でおます。

そのためにはニューロティカを陰ながら応援する皆様の応援も必要になるわけです。脅すわけではないけど客観的に見て俺に唯一欠けている常識を精一杯引っ張りだして考えてみてもニューロティカを観れる機会は限られてくると思ってます。こんなこと言いたくないけど勘違いせんといて。ロティカもみんなと同じ人間なんで。なんでこんな無責任なこと言いますけど、今のニューロティカを絶対に見逃さないで! なんなら2000を無事に迎えられる保証はどこにもありません。

俺も一音楽ファンとしてチャンスを逃して二度と観れなくなってしまったバンドは山ほどいて悔しい思いをいっぱいしました。二度とそんな思いをしたくないって思ったっていうどうでもよく思ってもらって構わん話ですが、今という瞬間はその時にしかないのは皆様の周知の事実でございます。

何人たりとも見逃さないでください。価値なんてクソくらえだけど保証してやるよ。絶対に誰が観ても楽しいライブをみっちりやる。ニューロティカの34年は伊達じゃない。10月20日は絶対にZepp Tokyoでお会いしましょう。俺も気合い入れて寝坊せずに行きます。迷ってる暇はないで、日本人。

ナボ(drums)

ニューロティカに入ってから(ヘルプで)このかた、次のライブの予定がない! なんてことがあっただろうか!? Zeppでワンマンも初めてだが、その後の祭りの後の、ホンゲーとなるのも初めて! それだけこのライブには全力で臨むよ! ってみんな伝わってるかい? 解散だって活動休止だって、大抵の場合は次の予定が入ってるもんだ。大人なら尚更!

ところがどうだ? ニューロティカは全くの無!む!ム!ですよ! この無の境地に達するニューロティカ・ワンマンライブ! まさに昇天ライブ! あっちゃんは54歳にして神になるんだろうか? また最近髪が減ってる感じもするけどね。神がかったステージをご期待ください! Zeppで会おうぜ!

アツシ(vocal)

明治学院東村山高校3年生の時に修豚に誘われて文化祭でARBを歌ったのが人生初のライブでした。あれから37年間パンクロックを仕事にしています。速い速い楽曲をZeppで楽しみましょう! Zeppでパンクロックを叫びます! 一緒に歴史の証人になってください。

PHOTO:のうだちなみ

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