公園の電気料金支払い怠り 秦野職員が不適切な処理

 秦野市は12日、スポーツ推進課の50代男性主査が、おおね公園(鶴巻)の電気料金を期限内に支払う手続きを怠った上、無断で別の送配電事業者と契約、電気料金が割高になったほか、延滞利息と1日分の電気代計8万7715円を私費で支払っていたと発表した。

 同課によると、男性主査は3月請求分の支払い手続きを怠り、5月14日に電気供給契約を解除された。送電停止を避けるため、上司の決裁を受けずに書類を作成し同日、別の送配電事業者と契約した。男性主査は5月13日分の料金6万9186円と3月請求分の延滞利息1万8529円を私費で支払った。

 9月上旬、市に届いた書類に6月請求分の延滞利息が記され、不適切な処理が発覚した。男性主査は「事務の遅れが生じたことで起きたことなので(上司に)言い出せなかった」などと話しているという。

秦野市役所

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