フランスのデシャン監督が指摘「12年以上変わらないイタリアの問題」とは

『Gazzetta dello Sport』は10日、「フランス代表監督のディディエ・デシャン氏は、イタリアの育成における問題点を語った」と報じた。

かつてユヴェントスで監督を務めた経験を持っているデシャン氏。先日はフランス代表の指揮官としてワールドカップを戦い、世界王者に上り詰めた。

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彼はセリエAについて以下のように話し、フランスと比べると若手にチャンスが乏しすぎると語ったという。

ディディエ・デシャン 「12年前、ユヴェントスの監督だったころにも(セリエAの問題については)話していた。イングランドでも同じような問題を抱えているよ。

それは育成の問題でもある。そして、それは我々のフランスでは本当にうまく行っていることだ。

Bチームでキャリアをスタートして、それから中位のクラブに行って、おそらく23~24歳になったらビッグクラブへとステップアップする。

フランスの若手選手は、まともなレベルでの出場機会を得ることができている。

イタリアがワールドカップに出場しないという事実は、普通のことではない。悪い時を迎えたなら、それを変化のためのきっかけにするべきだ。

ロベルト・マンチーニ監督は、ゼロから出発したわけではない。しかし今、彼には僅かな数の上質な選手と、野心的なプロジェクトがあるだけだ。

時間が必要になるよ。ただ、私は6月の親善試合でも彼に言ったんだ。サッカー界では十分な時間を与えられることはないとね…」

(現役時代に対戦したブッフォンが、40歳でフランスに渡ってプレーしている)

「トップレベルに留まり続けるために、彼がどれだけの努力をしているか。それを見なければならないよ。

おそらく、ユヴェントスでの長い年月を経験して、新しいチャレンジが必要になったんだろう。そして、パリは住むには素晴らしい街だよ」

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