街や通学路を美しく 横浜の小学生がごみ拾いに汗

 NPO法人「美しい港町横濱をつくる会」(鈴木一男会長)は13日、横浜市内を美しく暮らしやすい街にしようと、西区と中区で一斉清掃活動を行った。16回目となる今回、初めて地元の市立みなとみらい本町小学校(西区高島)の児童が参加し、通学路などのごみ拾いに汗を流した。

 52企業・団体などから約620人が参加。JR桜木町駅前を起点とし、西区エリアと中区エリアの計21コースに分かれ、トングやごみ袋を手に歩いて回り、たばこの吸い殻やペットボトル、空き缶などを約2時間にわたり集めた。

 同校からは1~4年生の計22人と保護者17人がメンバーに加わり、みなとみらい21地区を担当。空き地とビル街のそばに校舎がある同校は、子どもたちが通学路や空き地のごみを何とかして減らしたいという思いを持っていたという。校内で話し合い、「自分たちだけでは全て実現することはできない」と同会との連携による清掃を行った。

 同校3年の男子生徒(9)は「ごみ拾いは楽しかった。でも通学路や空き地に捨てられているのは残念。このままでは緑や生き物は増えない。みんなでこれからもごみをなくしていきたい」と話していた。 

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