ホテル経営者が教える、ホテル選びのときの口コミ活用法。

予算内で選びたい

ホテルを予約するとき、予約サイトや価格比較サイト(トリップアドバイザーなど)の口コミをどのように利用していますか。予算に上限がない場合、良い評価だけのホテルに決めることが出来ますが、予算内で探している場合、良い評価と悪い評価が混在するホテルの中から選ぶことがあります。ホテル運営者側からのポイントをご紹介します。

悪い評価からチェック

リーズナブルな価格設定は設備やサービスを減らすことで実現しています。ですが、そこに苦情が発生することがあります。具体的には、「駅から遠い」「部屋が狭い」「眺めが悪い」などです。旅行の目的に影響がないようでしたらここは我慢しましょう。

「清掃が行き届いていない」「施設が古い」は画像検索

画像検索して実情を確かめたいときは、ホテル提供ではなく、旅行者の写真を見ましょう。ホテル提供の写真はオープン時にプロが撮影し、かなりの技術を駆使しています。旅行者がスマートフォンで撮影した写真が実際に近いです。

「スタッフが親切。フレンドリー」の内容は期待しない

これは、お国柄によります。また投稿者が常連の方かもしれません。この項目はかなり良い評価につながりますが、確実に提供されるサービスではないということです。

日本人の口コミを参考にする

良かった時に口コミを書く人、悪かった時に書く人。どちらかというと日本人は後者のようです。そして具体的な内容を明記する傾向があります。

「すこしの事にも,先達はあらまほしきことなり」

ご自身の今回の旅で大切なこと、それほどでもないことを整理しながら、口コミを活用してください。

出典

[徒然草|学研全訳古語辞典]

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