ブリュワーズOBのフィルダー氏 NLCSの始球式に登場

日本時間10月13日から始まったナ・リーグ優勝決定シリーズは本拠地にドジャースを迎えたブリュワーズが6-5で勝利し大事な初戦を獲った。チームは9月下旬から破竹の12連勝を飾っており勢いが止まらない。さらなる連勝を目指して臨む第2戦の試合前には始球式にレジェンドOBが駆けつけた。それはプリンス・フィルダー氏だ。

フィルダー氏は2002年のドラフト会議でブリュワーズから1巡目指名(全体7番目)を受けて入団すると2005年にはメジャーデビューを果たし初年度は39試合で2本塁打を放った。その後はチームの主力として打棒を奮い、2007年にはシーズン50本塁打を皮切りにブリュワーズでは5年連続30本塁打以上を放つなどチームに欠かせない存在となった。その後はタイガース、レンジャーズと渡り歩き2016年オフを限りに引退すると自ら料理番組を立ち上げるなど第2の人生を送っている。

ブリュワーズ現監督のクレイグ・カウンセル監督とは2007年から5年間、チームメイトとしてプレーした。フィルダー氏は「彼(カウンセル監督)は共にプレーしていた時、よく助けてくれた。性格的にも穏やかでいつも素晴らしい仕事をしていると思うよ」と称賛している。ブリュワーズは2011年にカージナルスとリーグ優勝決定シリーズで対戦したが、2勝4敗で敗退している。フィルダー氏はその時以来となるリーグ優勝決定シリーズの場に登場したことになる。

始球式ではライアン・ブラウンが捕手を務め、フィルダー氏が投げたボールは見事にストライクとなった。2016年に首の故障が原因で引退したが、現在は調子がよいという。レジェンドの登場に盛り上がりを見せたミラー・パークだったが、ブリュワーズは惜しくも敗れてしまった。これで対戦成績は1勝1敗、フィルダー氏も古巣の躍進を応援しているはずだ。

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