市長死去の茅ケ崎市長選、新人・鈴木氏が出馬意向

 神奈川県茅ケ崎市の服部信明市長の死去に伴う市長選(11月11日告示、18日投開票)で、新人で一般社団法人顧問の鈴木毅氏(63)が14日、無所属で立候補する意向を明らかにした。同市長選で出馬の意向が明らかになるのは初めて。

 鈴木氏は神奈川新聞社の取材に対し、「長年、『箱物』の整備が続いたことで破綻の危機にある財政の立て直しが求められている」と出馬の理由を説明。服部市長が目指していた中核市への移行は「財政をより圧迫する」として反対の意思を示し、「中学校での完全給食実施や小児医療費助成拡大など、市民サービスの向上につながる市政を実現したい」と訴えている。

 鈴木氏は藤沢市出身で、国学院大卒。2015年4月に行われた前回の市長選にも立候補し、服部市長らと争った。00年の衆院選や県議選などにも出馬したことがある。

鈴木 毅氏

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