平和を願い空高く 世界一斉ハタあげデーin長崎

 平和を祈り、国境のない空にたこを揚げるイベント「世界一斉ハタあげデーin長崎」が14日、長崎市松山町の平和公園であり、小中学生ら約100人が参加した。
 「ワンスカイ・ワンワールド」をテーマに、毎年10月の第2日曜に世界各地でたこを揚げようと米国のたこデザイナーが1986年に提唱した取り組みの長崎版。市内の男性18人でつくる団体「ながさき熱人(ねっと)」が昨年から開いている。
 参加者は、縦横約30センチのビニール製のたこに平和へのメッセージやイラストを描き、空高く揚げた。「平和」「友達」と書き入れた市立村松小3年の數希空(かずきひろ)さん(9)は「この世界がいつまでも平和であるように願いを込めた。友達と仲良くしたい」と話した。家族で訪れた米サンフランシスコの消防士、ジョー・ビームさん(42)は「ハタを揚げるとリラックスできる。平和を願って揚げたい」と語った。

元気いっぱいにハタ揚げを楽しむ子どもたち=長崎市、平和公園

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