近畿車輛は12日、三菱商事と共同でカタールレールからドーハメトロ向け車両105両を受注したと発表した。鉄道延伸プロジェクトに伴うもので、全両がアルミ製となる。2020年から納入を始め、21年までに全車両を納入する計画。車両は国内で製造して海上輸送するため、国内の大型アルミ押出材需要に影響を与えそうだ。
ドーハメトロプロジェクトでは、15年に近畿車輛などが225両を受注していたが、延伸計画をうけて105両が追加発注された。カタールで22年に開催予定のサッカーW杯に向けての公共交通機関として期待されている。
三菱商事と近畿車輛は、エジプトで50年以上にわたって合計1600両、ドバイでは400両の車両を納入している。
今後も世界の鉄道市場で日本の車両を積極的に納入していくとしている。