【韓国プロ野球】ネクセンと起亜のワイルドカード 先発はブリガムとヤン・ヒョンジョン

 10月14日をもって韓国プロ野球のレギュラーシーズンが終了し、来たる16日からポストシーズンが始まる。今年は雨天中止試合のほかに8月に行われたアジア大会のためにリーグ戦が中断した影響もあり、例年よりも遅く終了した。

  韓国では全10球団中、上位5チームがポストシーズンに進出でき、最初は4位‐5位によるワイルドカードが行われる。これを勝ち抜いたチームはさらに3位、2位と上位チームとの対戦が続く。

  16日、まずは4位のネクセンヒーローズと5位の起亜タイガースが対戦。試合前日の記者会見では予告先発が発表されネクセンはジェイク・ブリガム、一方の起亜はヤン・ヒョンジョンに決まった。

  ブリガムは2016年に東北楽天ゴールデンイーグルスに所属した右腕で未勝利のまま1年で退団した。その後は韓国に活躍の場を求めてネクセンに入団した。先発として期待され2年目を迎えた今季は31試合に登板して11勝7敗 防御率3.84の成績を残し、ポストシーズン進出に貢献した。

 一方のヤン・ヒョンジョンは韓国代表のエース左腕で今季は13勝を挙げて5年連続2桁勝利を挙げるなど活躍している。また、今年のアジア大会で韓国代表の優勝に貢献するなど自軍だけではなく、国のためにも力を発揮した。

 今季、ブリガムは起亜戦では1敗、防御率5.40と相性が悪いものの、直近2試合で2勝、防御率2.57と好調のため大事な一戦の先発を任された。対するヤン・ヒョンジョンはネクセン戦で2勝、防御率1.29と逆に相性が良く両者は反対の成績を残している。

  勝利したほうが次のステージに進むことができる重要な試合。果たして3位のハンファイーグルスが待つ準プレーオフに進出するのはどちらか。運命の試合は明日16日、ソウルにあるコチョクスカイドームで18時30分から始まる。

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