来年1月のアジアカップに向けて動き出した新生日本代表。その顔ぶれは一新し、フレッシュな面々がサムライブルーに新たな息吹をもたらした。
その日本代表は16日に、南米の強豪ウルグアイ代表との試合を控えている。
過去の歴代日本代表ユニフォームを振り返る当企画。今回は愛称「SAMURAI BLUE」が初登場した2006年ドイツW杯モデルをご紹介しよう。
日本代表 刃文モデル
2006年W杯モデルとして記憶に残る青いユニフォーム。この年、代表を応援するキャッチフレーズとして「SAMURAI BLUE 2006」がサポーター投票で選ばれている(後に「SAMURAI BLUE」は公式の愛称へと“格上げ”されることに)。
A代表では2005年11月から2007年10月まで、ほぼ2年間に渡って使用。大きな舞台としては2006W杯の他に、4位に終わった2007年のアジアカップを戦っている。
この間、監督の交代や選手の代表引退などがあり、その2年間でチームの顔ぶれは大きく様変わり。上の集合写真はジーコ・ジャパンで、下はオシム・ジャパンだが、先発メンバーの違いがよく分かる。
日本代表 2006-07 ホーム ユニフォーム
前述の通り2005年11月から使われているが、公式には2006年モデルとなる
テーマは「日本刀」。両脇の流線形デザインは、日本刀の刀身に現れる“刃文”をイメージしている(ちなみに、よく見かける「刃紋」は誤記である)。
表と裏はこんな感じ。画像は2006年W杯でキャプテンを務めた宮本恒靖(現ガンバ大阪監督)のネームナンバーをプリントしたものだが、アナログレコードの溝のようなフォントデザインが独特。このフォントはadidasと契約する多くのチームで採用された。
画像左は2007年アジアカップの中村憲剛で、右は2006年2月のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦での中村俊輔。
パンツは青と白をどちらも頻繁に使用。2005年11月に行われたユニフォームの記者発表の場でも、このふたつの組合せを同時に披露していた。
日本代表 2006-07 アウェイ ユニフォーム
アウェイキットは白を基調とし、前身頃の左部分に刃文をデザインしている。ホームとは異なり上から「白-青-白」の組み合わせが定番だった。
GKユニフォームはグレーとブラックを使用。このキットを着用した約2年間は川口能活が正GKを務めていた。
2007年10月のエジプト代表戦を最後に、A代表における刃文モデルはその役目を終了。2008年に後継の“ご来光モデル”が登場となる。