諫早市高来町深海地区のフラワーゾーンで、ピンクや紫などのコスモスの花が見ごろを迎え、訪れた人たちが写真撮影などを楽しんでいる。近くではソバの白い花も咲き、コスモスと愛らしく“共演”している。
コスモスは、地元のNPO法人「拓生会」(増山忠男理事長)が約5ヘクタールに約300万本を植栽。背丈が約1メートルまで伸び、気温が下がった先週末ごろから一気に開花。28日にコスモスまつりが開かれるが、ピークは20日ごろまでという。
国営諫早湾干拓事業で干陸化された土地を活用し、コスモスのほか、名物の手打ちそば「幻の高来そば」となるソバも栽培。小さな白い花が一面に広がり、実りの季節を待っている。
一方、コスモスの名所で知られる同市白木峰町の白木峰高原は、今年の猛暑の影響で開花が遅れている。標高340メートルの丘陵地の斜面には、希少な種や色を含む二十数種が植栽され、現在五分咲き程度。見ごろは来週ごろとみられる。
14日には恒例のスケッチ大会が開かれ、大勢の家族連れでにぎわった。大村市立竹松小2年の原口美海(みゆ)さん(7)は「コスモスと一緒に雲と太陽とお空を描いた。初めて挑戦して楽しかった」と話した。
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